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その場はうまく取り繕っても、悪事はいつか必ずバレるもの。約束事はしっかりと守るのが大切です。今回は筆者の知人(30代)の職場で起こった、ある事件について紹介します。

時間ギリギリに出勤する社員

ドラッグストアで早番シフトのパートをしています。
私の職場では、早番の勤務開始は午前8時30分。大半のスタッフはその15分くらい前にやって来て、共用パソコンで打刻してからお仕事を始めます。

そんな中、Kさんだけはまるで狙ったかのように、始業時間ギリギリに出勤する社員でした。
始業ギリギリでも、ルール上は問題なし。勤務態度はマジメな彼女に、表立って文句を言う人はいませんでした。

本社の人間、現る

そんなKさんですが、時には数分遅刻してしまうことも。月に1、2回ほどはあったと思います。

しかし、ある日突然、店舗にある人物がやってきました。その人物とは、本社の人事部長です。
気軽に店舗に来るような人ではなく、みんな驚きを隠せません。

別室に移動する店長とKさん。ただ事ではないと、バックヤードには不穏な空気が流れます。
わざわざ人事部長がやってきた理由は、数日後に明らかとなりました。

Kさんの悪事とは

実はKさん、遅刻をごまかすために、出勤時間を無断で修正していたのです。
実際は遅刻しているのに、記録上は定時に出勤しているように、パソコンをいじっていたようです。

会社のルールでは、店舗で打刻修正ができるのは店長だけ。つまり、Kさんは店長権限も無断で使用していたことになります。
毎月、不自然に修正されている履歴を本社の社員が見つけ、今回の事件が発覚したのでした。

ズル発覚のその後

遅刻をごまかしていたKさんはもちろんのこと、それに気付かなかった店長も監督不行き届きで厳重注意&始末書を書くことになりました。
スタッフのKさんを見る目は一気に冷ややかに。

この一件以来、Kさんは誰よりも早く出勤するようになりました。失ってしまった信頼を取り戻そうと、毎日必死に仕事をこなしています。

【体験者:30代・女性パート、回答時期:2025年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:S.Takechi
調剤薬局に10年以上勤務。また小売業での接客職も経験。それらを通じて、多くの人の喜怒哀楽に触れ、そのコラム執筆からライター活動をスタート。現在は、様々な市井の人にインタビューし、情報を収集。リアルな実体験をもとにしたコラムを執筆中。

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