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これは私が看護師3年目のときの出来事です。私の病棟の師長は、休憩中もほとんど雑談に加わらない寡黙な方で、少し近寄りがたい存在でした。
そんなある日、突然飛び出しを受けた私。その驚きの理由とは!?

師長からの呼び出し

私が看護師3年目のある日、いつものように勤務していると、看護部長室から戻ってきた師長に声をかけられました。
「鈴木さん(仮)、今時間ある?」突然の呼び出しに驚き、
心の中で「何か問題を起こしてしまったのだろうか」と不安がよぎりました。
これまで師長から突然直接呼び出されることなど一度もなかったからです。
すると師長は、「鈴木さんに会いたいと、Aさんという患者さんが訪ねてきている」と告げた。

Aさんと私

Aさんは、2か月ぐらい前に脳梗塞で入院していた患者さんでした。
入院中は、孫の話や好きな芸能人の話で盛り上がり、和やかな時間を過ごしたつもりでした。
しかし、「もしかして何か気分を害してしまったのでは…」と心配になり、これまでの関わりを思い返していました。
患者さんから直接呼び出された経験もなく不安だったため、師長にも同席してもらい面会することにしました。

Aさんからの話

ドキドキしながらAさんを待っていると、私の姿を見たAさんは笑顔で駆け寄ってきました。
「会いたかったのよ!」そういってくれたAさんは、
「入院中のあなたとの会話がとても励みになり、生きる勇気をもらったからどうしても感謝を伝えたかった」と話してくれました。
その後Aさんの近況や体調、入院時の思い出などを語り合い、Aさんは笑顔で自宅に帰られました。

Aさんとの関わりから

Aさんが帰られたあと、いつも寡黙な師長から
「あなたが普段何気なくしている挨拶や声のトーン・笑顔が患者さんを勇気づけているのはすごいことだよ」と言ってくれました。
当時の私は、仕へのやりがいを見失いかけていました。
しかし、この出来事をきっかけに、もう一度患者さんのために頑張ろうという気持ちを取り戻すことができました。

【体験者:20代・女性、回答時期:2022年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FPライター:saya.I
総合病院で看護師として勤務を通して、介護や看護の問題、家族の問題に直面。その経験を生かして現在は、ライターとして活動。医療や育児のテーマを得意とし、看護師時代の経験や同世代の女性に取材した内容をもとに精力的に執筆を行う。

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