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「昔は平気だったから」と、つい油断してしまうことは誰にでもあると思います。けれど、その“平気”は今の自分にも通用するのでしょうか……? 今回は、筆者本人が体験したヒヤリとしたエピソードを紹介します。

突然感じた鋭い痛み

三連休を前にした金曜の夜、私は息子のスポーツ少年団の迎えのため、体育館の隅で待っていました。夜とはいえ、季節は真夏。体育館は暑く、風通しのために窓は全開にしています。

汗ばむ空気の中、ふと右足に「ズキッ」とした痛みを感じました。慌てて服の上から叩くと、1匹のアブがポトリ。ふくらはぎを刺されてしまいました。

自然豊かな田舎育ちの私は、小さい頃からアブに刺されるなんて日常茶飯事。とはいえ、大人になってから久しぶりの出来事に思わず動揺してしまいました。

早めの応急処置が効いた

幸い、暑さ対策で持っていた保冷剤が役に立ちました。すぐに刺された箇所を冷やし、帰宅後は薬を塗って冷却シートを貼って就寝。翌朝、かゆみもなくホッとひと安心。少し腫れてはいたけれど、仕事にも影響はなく、その日も冷却シートを貼って寝ることにしました。

想像を超えた朝

翌日は日曜だったので、いつもより遅く目が覚めた私は違和感を覚えました。起き上がろうとした瞬間、足に強い痛みが走ります。見ると、刺された右足は膝から下が2倍近くもパンパンに腫れているのです。

おそるおそる冷却シートをはがすと、患部が赤黒くなっていて痛みのあまり足を曲げることも困難な状態に。

連休での不安な時間

「病院に行った方がいいんじゃない?」と家族に心配されるけれど、今は三連休。皮膚科はどこもお休みです。市販薬で何とかしのぎながらも、足首まで広がる腫れに不安が募りました。

そして、ようやく連休が明け、皮膚科で診てもらうと「アレルギー反応が強く出たんでしょうね」とのこと。処方された薬のおかげで、次第に腫れも痛みも引いていきました。

平気だった“昔”に油断しない

「虫刺されくらい大丈夫」そう思っていました。けれど、体質や年齢、体調によっては予想外の反応が出ることもあるのだと、今回改めて思い知らされたのです。あの時、きちんと冷やしたり薬を塗ったりした自分の判断は間違いではなかったけれど、もっと早く病院に行けていたら、あんなに不安にならずに済んだのかもしれません。

「昔は平気だったから」という油断は禁物。今の自分の体の声をきちんと聞いてあげることの大切さを学んだ出来事でした。

【体験者:40代・女性パート、回答時期:2025年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:hiroko.S
4人を育てるママライター。20年以上、接客業に従事。離婚→シングルマザーからの再婚を経験し、ステップファミリーを築く。その経験を生かして、女性の人生の力になりたいと、ライター活動を開始。現在は、同業者や同世代の女性などにインタビューし、リアルな声を日々収集。接客業にまつわる話・結婚離婚、恋愛、スピリチュアルをテーマにコラムを執筆中。

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