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社員でもパートでも、もちろんアルバイトでも、職場では責任感を持って働くことが大切です。けれど、中には適当に仕事をしているようにしか見えない人も……。今回は筆者の知人が体験した、社員さんへのモヤモヤエピソードを紹介します。

年齢が近い彼女との出会い

私がパートとして働くスーパーに、新しく25歳の女性社員Mさんが異動してきました。私は30代前半、ほとんどのスタッフが40〜50代だったこともあり、Mさんとは自然と距離が縮まりました。最初は歳が近いこともあって、「仲良くやっていけたらいいな」と思っていたのですが……。

一緒に働くうちに、Mさんの勤務態度に違和感を覚えるようになりました。彼女の口癖は「面倒くさい」「ダルい」「帰りたい」。そして次第に同僚の悪口を平気で言うようになったのです。私自身はこの仕事にやりがいを感じていたので、彼女の姿勢には、正直言って残念な気持ちになってしまいました。

猫をかぶる彼女の本音

Mさんは、店長やエリアマネージャー、本部の人が来ると人が変わったようにテキパキ動きます。でも彼らがいなくなるとまた不真面目な態度に戻るのです。そんなMさんの姿を、私はずっと間近で見ていました。

ある日、体調が悪かった私が「早退したいけど、給料減っちゃうしな……」と漏らすと、Mさんは「私、早退しても給料変わらないんだよね。社員だから!」とニッコリ。さらに「この会社の社員ってホント楽だわ~」と続ける始末。私の体調も気分もさらに悪くなってしまいました。

店長に昇格した彼女の異動先

数日後、出勤するとMさんが満面の笑みで「まだ他のスタッフには内緒なんだけど、私、異動します! しかも店長に昇格!」と話してきました。さらに「新任店長だし、多分暇な店舗になるんじゃないかな〜。同期もそうだったし!」なんて嬉しそうに話していたのですが……。

Mは会社の上の人から期待されすぎてしまったのかもしれません。後日発令された辞令を見てみると、異動先はまさかの“地域一番の超繁忙店”。Mさんの顔から笑顔が消えていくのが見えました。

ごまかしは、いつか自分に返ってくる

異動してから数週間ほど経ったころ、Mさんが店に顔を出し、「もう、ホント無理……」と愚痴をこぼしていきました。けれど、私はあまり同情する気にはなれません。上の人にはいい顔をして、現場では適当にやっていた。そんな姿勢が、今の状況を招いたのだと思います。

上にうまく取り入るのは簡単でも、日々の仕事をごまかし続けることはできません。自分の仕事に誠実であること。それが先々の自分を支えてくれるのだと改めて感じた出来事でした。

【体験者:30代・女性パート、回答時期:2025年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:hiroko.S
4人を育てるママライター。20年以上、接客業に従事。離婚→シングルマザーからの再婚を経験し、ステップファミリーを築く。その経験を生かして、女性の人生の力になりたいと、ライター活動を開始。現在は、同業者や同世代の女性などにインタビューし、リアルな声を日々収集。接客業にまつわる話・結婚離婚、恋愛、スピリチュアルをテーマにコラムを執筆中。

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