子どもに舞い込んだ高額な報酬のオファー。すぐに受け取りたくなる話ですが、ある母親は息子の将来を考え、別の契約を選びました。ディズニー映画『ライオン・キング』の歌声を担当した俳優が明かした、母の判断とは。

高額な一括払いより、将来の収入を選んだ母

1994年公開のアニメ映画『ライオン・キング』で、幼いシンバの歌唱を担当した俳優・歌手のジェイソン・ウィーバー。彼が2019年の『VladTV』のインタビューで語った報酬交渉のエピソードを、米誌『Fortune』が改めて取り上げています。

ジェイソンによると、ディズニーから提示されたのは、200万ドル(約3億1,600万円)を一括で受け取る契約でした。しかし、母親はその条件を受け入れず、作品の利用などに応じて継続的に報酬を受け取る「ロイヤルティー」を求めて交渉したといいます。

最終的に選んだのは、最初に10万ドルを受け取り、それに加えてロイヤルティーを得る契約。一度に受け取る金額を大きく減らし、将来の収入につながる条件を確保したそうです。

母が注目した、ディズニー作品の「再公開」

画像: 母が注目した、ディズニー作品の「再公開」

母親が注目していたのは、ディズニーが過去の作品を繰り返し世に送り出していたことでした。

ジェイソンの説明によると、母親は古い作品が再公開される様子を見て、今回の仕事も長く収益を生む可能性があると考えたそうです。息子が大人になった後も、その歌声への報酬を受け取れるかどうかを重視していました。

その判断は、結果として実を結びました。ジェイソンは2019年のインタビュー時点で、ロイヤルティーによる収入が、当初提示された200万ドルをすでに超えたと説明しています。

目先の大金よりも、息子の仕事に長く報酬が支払われる契約を選んだ母。ジェイソンは、その交渉がもたらした成果を、自身の経験として明かしています。※1ドル約158円で換算。

Photo:Aflo / Magnific

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