成功したら、親に家や旅行をプレゼントしたい。そんな夢を抱く人もいるなか、幼い頃にまったく逆の誓いを立てた映画監督がいます。きっかけは、自分の夢に向けられた母親の言葉でした。
夢を否定され、心の中で決めたこと
映画『パルプ・フィクション』などで知られるクエンティン・タランティーノ監督(63)の過去の発言を、米誌『Us Weekly』が紹介しました。
監督がこの経験を語ったのは、2021年のポッドキャスト『The Moment』です。本人によると、12歳の頃、学校の勉強より脚本を書くことに夢中だったため、母親から叱られていたといいます。
あるとき母親は、皮肉を込めた口調で脚本家への夢を否定。その言葉に傷ついた監督は、成功しても母親には、その恩恵を与えないと心の中で決めたそうです。家も、旅行も、高級車も贈らないという誓いでした。

税金の問題では助けたことも
その後、アカデミー賞を2度受賞する成功を収めた監督。番組で誓いを守ったのかと尋ねられると、肯定しました。
ただし、援助を一切しなかったわけではありません。母親が米内国歳入庁(IRS)に関する問題を抱えた際には、助けたとも説明しています。
それでも、家や車は買っていないという監督。子どもが大切にしていることを皮肉な口調で扱えば、その言葉には結果が伴うと語りました。本人の話からは、幼い頃に受けた言葉が、成功後も心に残っていたことがうかがえます。
Photo:Aflo

