いたずらの神を演じて世界に名を知られた45歳の俳優がいます。その役で人生が一変したと振り返る一方、2人の子どもの父親になったことで、人生の意味の中心そのものが変わったと、雑誌のインタビューで語りました。

出世作で一変した人生

英国の俳優トム・ヒドルストンが、英Esquireの誌面で、俳優としての歩みと家族について振り返っています。

2009年、映画『マイティ・ソー』のオーディションで主役を目指しましたが、その役はクリス・ヘムズワースに決まります。代わりに手にしたのが、主人公の弟ロキの役でした。以来、数々のマーベル作品でロキを演じ、単独主演ドラマ『ロキ』もシーズン2まで制作されています。

「大げさではなく、あの役は僕の人生を完全に変えたと思います」

父親になって変わった人生の中心

トムには、パートナーで俳優のゾウイ・アシュトンとの間に、幼い子どもが2人います。下の子は2025年に生まれました。

「父親になって、人生が完全に変わったんです。人生の意味の中心が変わりました。これから僕がする何よりも大切なことで、これから演じるどの役よりも大切な役です」

新作はエベレスト初登頂を描く映画で、トムは登山家を演じています。俳優業と父親業の両立については、山から下りて飛行機で帰宅し、朝6時に着くとその足で遊び場へ向かった日のことは忘れられないと話しました。

「親になることで、こんなにも愛情が深まるとは想像もしていませんでした。あらゆることを、以前より深く感じるようになったんです。これまで経験したことのない、特別な愛情です」

父親になったことを、住み慣れた家で初めて知った部屋にたとえて、こうも語っています。

「家でいちばんいい部屋はここだったのに、僕は知りませんでした。前からこの家に十分満足していたけれど、この家で暮らす意味のすべてがこの部屋なんです」

子どもたちが俳優を目指すなら応援するとしたうえで、ただ幸せでいてほしいと話しています。

Photo:Aflo

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