亡くなった俳優である父が、語ったこともない陰謀論を話している映像。それがネット上で出回り、娘が強く抗議しました。父の声や姿を勝手に使われることに、彼女はこれまでも声を上げてきましたが、今回はどんな思いを訴えたのでしょうか。
「明らかにAI」と一蹴
声を上げたのは、映画監督のゼルダ・ウィリアムズ。亡くなった父は、映画『ミセス・ダウト』などで知られる俳優のロビン・ウィリアムズです。
米Peopleによると、ゼルダは自身のInstagramで「偽情報にまだだまされている人へ。私が見せられた、父が陰謀論を語っているという“非公開映像”は明らかにAI。しかもうまくできたAIですらない」とつづりました。
さらに「これを信じている自称ファンたちは、父の映画を音を消して観ていたに違いない。あの声はロボットみたいでひどいから」と続けています。
動画を作った人物に向けた言葉

ゼルダの怒りは、動画を信じた人だけでなく、作った人にも向けられていました。「あなたの妄想に父を巻き込まないで、安らかに眠らせて」と、強い言葉を投げかけています。
さらに「亡くなった人に言わせないと主張に説得力を持たせられないのなら、教えて。今、メディアを使って世間を操っているのは誰?」と問いかけました。
「あなたの操り人形になったわけじゃない」
ゼルダは以前から、AIで父を再現することに声を上げてきました。2023年には、父の声がAIで再現されることを「個人的に不快」と批判。「本人の同意を得られない俳優をAIで再現しようとする人を、何年も見てきた。これは机上の空論ではなく、現実に起きていること」と訴えていました。
今回の投稿は、こんな注意で締めくくられています。
「父がいなくなったからといって、あなたの操り人形になったわけじゃない。恥を知って」。
Photo:Aflo

