美しくなるはずが「脂肪が増えた」
ナオミ・キャンベルやシンディ・クロフォードらと並び、「スーパーモデル」という言葉を象徴する存在となったリンダ・エヴァンジェリスタ。
リンダは2015年から2016年にかけて、脂肪を冷却することで部分的な脂肪減少を目指す美容施術「クールスカルプティング」を複数回受けました。
ところが、その後に施術した部分が小さくなるどころか、硬く膨らむようになったといいます。
医師から告げられたのは、「逆説的脂肪過形成(PAH)」という症状。脂肪冷却後に、まれに施術部位の脂肪組織が逆に増大することがある副作用です。医学文献でも、PAHは脂肪冷却後に起こり得る合併症として報告されています。

リンダは2021年、SNSでこの経験を初めて公表。施術によって脂肪細胞が減るのではなく増えたと主張し、仕事や精神面にも大きな影響を受けたと明かしました。
「鏡を見られない」
リンダによると、変化はあごや腹部、太ももなど複数の場所に現れました。

出典:lindaevangelista/Instagram
当初は自分に原因があると思い、食事制限や運動にも取り組んだそう。しかし、医師からPAHと診断され、その後、改善を目指して脂肪吸引などの処置も受けました。
2022年のインタビューでは、膨らんだ部分について硬さがあることも説明。そして、自分の姿について、
「鏡を見ません。私には見えないから」という趣旨の言葉を残しています。
リンダは施術機器メーカーを相手に訴訟を起こしましたが、2022年には和解したことを公表。和解条件は明らかにされていません。
一時は表舞台から遠ざかったリンダですが、その後は再びファッションの仕事にも復帰しています。
かつて世界中の視線を集めたスーパーモデルが公にした、美容施術による思いがけない経験。現在、脂肪冷却にはPAHが起こる可能性があることが医学的に知られています。
Photo:Aflo

