93歳の女優が、100歳になったマリリン・モンローを演じることになりました。そのマリリンは実在した姿ではありません。36歳で亡くなった彼女が、もし100歳まで生きていたら――。そんな設定の短編映画で、エレン・バースティンがマリリン役を務めています。
93歳で演じる「100歳のマリリン」
マギー・ギレンホール監督の17分間の短編映画『Flesh Impact』が9月7日、ヴェネチア国際映画祭でワールドプレミア上映されました。
エレンが演じるのは、100歳になったマリリンです。この役を考えたギレンホール監督が、最初に思い浮かべたのがエレンでした。
93歳のエレンが100歳のマリリンを演じる。ちょっと不思議なキャスティングです。
マリリンとの意外なつながり
さらに興味深いのは、エレンが若い頃のマリリンを見ていたことです。

直接会ったわけではありませんが、若い頃にナイトクラブでマリリンを見かけた際、マリリンからうなずかれた経験があると語っています。
さらに、2人にはもうひとつ接点がありました。
同じマッサージセラピストを利用していたのです。その人物からマリリンについて話を聞いていたほか、マリリンが所有していた『The Thinking Body』という本を借りたこともあったといいます。
そんな記憶を持つエレンが、今度はスクリーンで「100歳のマリリン」になることになりました。
エレンは『アリスの恋』でオスカーを受賞し、トニー賞1回、エミー賞2回を獲得。50年以上にわたるキャリアで約150本の映画に出演してきました。
今回のヴェネチアでは、ゴールデン・ライオン生涯功労賞も受賞。さらに『Place to Be』にも出演しています。
36歳で亡くなったマリリンと、93歳になってなお新しい役に挑むエレン。若い頃に見かけたスターを、今度は自ら演じることになった――。そんな不思議な縁が、映画の中で形になりました。
Photo:Aflo

