「主審があんなに言うのは初めて」
2回戦を勝ち上がったあとの記者会見で、大坂なおみがこう話しました。「今日は主審が、これまで聞いたことがないくらい何度も、観客に静かにするよう言っていた」。
米E! Newsによると、原因は客席にいたインフルエンサーたち。試合中に大声を出しながら撮影する様子が動画で広まり、批判が集まっていたのです。
求めたのは、当たり前の礼儀
大坂が異変を感じたのは、この日だけではありませんでした。その様子について、「1回戦では、あまり気にしていなかった。普段は試合とコートに集中しているけれど、大声を出している人たちがいて、それがはっきり聞こえた」と明かしました。
また大坂は、相手の選手も気になっていたと思う、とも付け加えています。ただ、インフルエンサーの存在自体を否定しているわけではありません。彼らが会場に来ることは「大きなプラスがある」と評価したうえで、こう続けました。
大阪は「スポーツイベントに来るなら、その競技に敬意を払わなければならない。とくにマナーについて事前に調べておくのは、当たり前の礼儀」と話し、釘を刺しました。

他の選手も「今年はやりすぎ」
勝利後の会見で、ジェシカ・ペグラも「インフルエンサーが来て、全米オープンの体験を紹介するのはありがたいこと。それもファン体験の一部で、知らなかった人を『行ってみたい』と思わせてくれる」と言及しています。しかし、そう前置きしたうえで今年は「やりすぎ」と表現しています。
また、「彼らが写真を撮ったり、自撮り用のライトを使ったりしている動画を見ると、つらいものがある」とも説明。「下ではみんながプレーをしようとしている。それは彼らのキャリアで、仕事。少し失礼に思える」と率直な思いを明かしました。
新しいファンの呼び込みと、競技を支えてきた静けさ。その両立が問われています。
Photo:Aflo

