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子どもの頃から画面の中にいた俳優が、自分のキャリアの始まりをこう呼びました。「児童労働」。笑いながらの発言です。ただ、その後に続いた言葉をたどると、冗談で済ませていない部分がはっきり見えてきます。大人になって同じ業界で働き続けている、現在進行形の話が続いたからです。しかもその感覚は、本人いわく今も消えていません。

「歌って踊っただけ。それでも児童労働」

米国の俳優ディラン・スプラウスが、自身が配信するポッドキャストで子役時代を振り返りました。ディランは34歳。ディズニーのドラマ「スイート・ライフ」で双子の弟コールとともに主演し、8歳から17歳まで子役として働きました。

「あの年齢でキャリアを積むのは児童労働だよ。昔は15歳で炭鉱に入ってトロッコの扉を見張った子もいた。僕らは歌って踊っただけ。それでも児童労働だ」

「僕はディズニーの子役だったから、歌って踊らなきゃいけなかった」。笑いも交えつつ、好きでやっていたわけではないことも明かしました。

「タイムカードを押す、完全なオフィスの仕事」

子役の日々をディランは会社勤めにたとえました。

「テレビの仕事は日勤なんだ。出社して、タイムカードを押して、退勤する。自分の小部屋もある。撮影ステージという違いはあるけど、時間の流れは同じだよ」

その毎日が終わったとき、残ったのは「空白」でした。

「長くやりすぎたせいで、自尊心が『働けること』『現場にいられること』と深く結びついていた」

「僕らは生存者」いまも残るハードル

同じく子役出身の俳優マーク・インデリカートは「僕らは文字どおり生存者だ」と応じました。ディランも、いまなお「心のハードルがいくつか残っている」と認めています。

救いになったのは、同じ経験を同じ時期にした双子の存在でした。妻はモデルのバーバラ・パルヴィン。2026年5月に第1子の妊娠を、7月には女の子だと公表しています。

Photo:Aflo

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