心の健康を支えることを目指し、母親らと立ち上げた事業が思わぬ問題に直面した人気歌手。事業に出資した投資家側が、説明された内容と実際の経営状況に疑問を示し、対立が表面化しました。双方の主張には大きな隔たりがあり、事態は訴訟にまで発展しています。
会社の事業説明に投資家が疑問
人気女優でシンガーのセレーナ・ゴメスは2021年、母マンディ・ティーフィー、起業家ダニエラ・ピアソンと共同でメンタルヘルス企業Wondermindを立ち上げました。
今回訴えを起こしたのは、2022年に約120万ドル(約2億円)を出資しました投資家側です。出資時に会社の事業基盤や経営体制、収益化の見通しなどについて誤った説明を受けたと主張しています。
さらに、予定されていたアプリや企業との提携が進まなかったことも指摘。投資した当時に聞いていた説明と、実際の事業には相違があると訴えています。
セレーナの事業への関わり方も焦点に
投資家側は、セレーナがブランドのマーケティングを担う重要人物として積極的に関わると説明されていたと主張。共同創業者のダニエラ・ピアソンも、豊富な実績を生かし、複数の収益化施策を進める人物として紹介されていたとしています。しかし、期待に沿う事業展開にはならず、予定されていた取り組みも実現しなかったと訴えています。

セレーナ側の関係者は、本人も会社に数百万ドルを投じてきたと説明。ただしセレーナは、日々の経営には関わっておらず、事業運営を担っていたわけではないとしています。
訴えに対抗し、裁判で争う姿勢
セレーナの弁護士マシュー・S・ローゼンガート氏は、本人が詐欺や不正行為に関わったとの主張について、事実面でも法的にも「まったく根拠がない」と反論しています。
セレーナ側は今後、自身に対する請求を退けるよう求める方針です。双方の主張が大きく食い違うなか、今後の裁判の行方が注目されます。
Photo:Aflo
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