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ファストフードの本場アメリカでは今、大手チェーンが「お得なセット」を打ち出しているにもかかわらず、客足が戻らず苦戦しているといいます。世界的人気チェーンのマクドナルドでも、顧客が減少傾向にあり話題となっています。

お得セットメニューを出すも効果なし

ここ2年間で物価高の勢いは止まらず、消費者は安価な商品を求める傾向にあります。これまでセットメニューの割引やキャンペーンは、ファストフード業界にとって来店客を増やすための最も有効な手段でした。

しかし米ロイター通信によると、直近の各社の決算からは、割安な価格だけでなく、メニューの刷新や商品の品質向上、そしてよりスムーズな顧客体験を提供したチェーンほど好調だったといいます。

また同メディアは、米マクドナルドは3ドル(約480円)以下のメニューや4ドル(約640円)のお得な朝食セットを打ち出したものの、顧客を引きつけきれず苦戦を強いられたと指摘しています。

CEOのクリス・ケンプチンスキー氏はこれらの決算の結果については、戦略ではなく実行力の不備が原因だと述べています。

業界全体が直面する「安さ」の限界

米ロイター通信によると、アナリストのマット・カーティス氏は、各社が相次いで安価のキャンペーンを打ち出したことで、消費者は価格以外の要素を比較し判断するようになったと分析しています。

同メディアは、米バーガーキングを成功例として挙げており、お得なキャンペーンに加え、店舗運営の改善やメニューの品質向上に取り組んだことが好調な売上につながったと指摘。

対する米マクドナルドが、今後どのような経営戦略を出し逆境を乗り越えるのか注目です。

Photo:Magnific

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