きっかけは配達完了写真のひと工夫
きっかけは、配達完了時に撮影する写真でした。通常は玄関先に置かれた商品だけが写る一枚ですが、ある配達員がその隅に自分の足元(サンダルを履いた足)が写り込むように撮影を変えたところ、追加でチップを送る利用客が増えたというのです。この体験をSNSに投稿したところ、7万件以上の「いいね」がつく反響となりました。
発信したのは現役配達員
投稿したのは、米ロサンゼルスを拠点にウーバーイーツで配達を行うジェイド・フェニックスさん。副収入を得るため早朝に配達をしていたところ、写真の端に自分の足が写っているときの方が、追加のチップをもらえることに気づいたといいます。
フェニックスさんはこの発見をSNS(Threads)に投稿し、「配達後に追加でチップを送ってくれる人が明らかに増えた」と説明しました。
「人の存在」が心づけを動かした?
別のユーザーは、約16ドルの注文に対し約50ドルのチップが付いた画面を投稿するなど、他の配達員も同様の方法を試し、追加のチップがあったという報告が相次ぎました。 背景には、非対面配達が定着したことで、配達員という「人」の存在を感じにくくなっていたことがあるとみられます。
玄関先に置かれた商品と「配達完了」の通知だけでは実際に届けてくれた人の存在を感じにくく、写真の中にわずかでも人が写り込むことで、利用客の心づけへの意識が変わったのではないか、という見方です。
効果は長続きせず
フェニックスさんはその後、新しいサンダルとつま先の指輪を身につけて配達を続けたものの、追加のチップは得られなかったと自身で報告しています。効果があったのはおよそ4日間だけだったといい、同じ方法を試す配達員が増えたことで、効果は薄れていったとみられます。あくまで個人の体験談であり、同じ工夫をすれば必ずチップが増えると保証されているわけではありません。
Photo: Magnific

