家族が見守る中での事故
事故が起きたのは現地時間午前11時ごろ。現場はフランス東部の町トンブレーヌにあるナンシー・エセイ飛行場。この日はスカイダイビングのため、飛行機にはインストラクター5名、初めてスカイダイビングに挑戦する一般参加者5名、そしてパイロット1名が乗っていました。
飛行場から離陸してまもなくのこと。飛行の様子がおかしくなり、突然墜落したといいます。ムルト=エ=モゼル県知事のイヴ・セギー氏によると、機体は住宅地付近にほぼ垂直に落下したとのことです。
この事故により、乗っていた計11名は全員死亡。AFP通信によると、軍用機・商用機を除く民間機事故としては、フランス史上最も死者数の多い事故だということです。
一部の遺族は当時、初めてのスカイダイビングに挑戦する様子を見守ろうと飛行場に集まっており、目の前で機体が落下する様子を目撃したといいます。ムルト=エ=モゼル県議会のシェネス・キルーニ議長は、居合わせた家族について「大きな心理的トラウマを負った」と説明。医療・心理支援チームが遺族や目撃者のケアにあたっているとのことです。
犠牲者の半数は看護師だった
地元看護師会の会長ティエリー・ペシェイ氏によれば、乗客5人は看護師だったといいます。
今フランスは驚異的な熱波の真っ只中。ペシェイ氏は「彼らは、初めてのスカイダイビングに行くことを決めた同僚たちでした。おそらく気晴らしのためだったのでしょう。私たちは熱波の影響で困難な時期を過ごしていますから」と話しました。
事故を目撃したある人物は、車で通りかかった際に機体が右へ急に傾くのを見たと、ロイター通信に証言しています。事故原因については現在も調査が続いており、詳しいことは分かっていません。
Photo: Magnific

