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旅行先や見知らぬ土地で事件に巻き込まれる危険は、誰にでもあります。友人との旅行だと家族に伝えて訪れた町で、17歳の少女の命が奪われるという痛ましい事件が起きました。

防犯カメラに残された足取り

少女の行方が分からなくなったのは金曜日の夕方のこと。防犯カメラの映像には、少女が木曜日未明、ある男性とコンドミニアムに入っていく様子が記録されていました。その日の夜遅く、男性は一人で大きなスーツケースを持って建物を出ると、バイクに積み込み、線路の方向へ向かったといいます。

空港で身柄確保、容疑者の身元

事件が起きたのはタイの観光都市パッタヤー。地元警察は、被害者のトゥンチャノック・ドンホムラーさん(17)の遺体を土曜日未明に発見したと発表しました。

容疑者として浮上したのは、オーストラリア国籍の男、サイモン・ピーター・カーマン。バンコクのスワンナプーム国際空港で、国外への逃亡を図っていたとして身柄を確保されました。

身柄確保からおよそ15分後、線路沿いでスーツケースに詰められた状態で遺体が見つかったといいます。

容疑を否認、揺れる主張の数々

カーマン容疑者は、殺人および遺体の移動・隠匿に関する容疑に加え、未成年者を性的目的で連れ出した容疑でも起訴。

本人はこれらの容疑を否認し、正当防衛だったと主張しながらも、捜査当局に対しては、就寝中に少女が「部屋からいなくなっていた」とも説明しているといいます。

また、パッタヤー市警の署長はABCの取材に対し、容疑者の体に「格闘の跡と思われる引っかき傷がある」と説明していますが、容疑者はそれについて「クモだと思う。ここにはよくいるから」と答えているといいます。

実家で両親と暮らす一人っ子だった

少女は実家で父親と継母のもとに暮らす一人っ子で、友人との旅行だと伝えてパッタヤーを訪れていました。父トンチャイさんは「母親がいない分、娘は何でも自分でやろうとする子で、私のこともよく助けてくれた」と地元メディアに悲痛な思いを語っています。

カーマン容疑者は拘束中の映像で、少女の家族に向け「娘さんに起きたことについて申し訳なく思っている。自分にはどうすることもできなかった」と述べています。

警察は現在も事件の詳しい経緯を調べており、殺人罪で有罪となった場合、カーマン容疑者には死刑が科される可能性があります。今後の裁判を通じて、事実関係がさらに明らかになる見通しです。

Photo: Magnific

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