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ある人気歌手に突然告げられた余命は、わずか1週間。ツアー中に起こった思いもよらない事態のなか、生きるために必要だったのは、緊急の両肺移植という選択でした。肺の移植には大きなリスクが伴いますが、幼い息子との未来を思い大手術を決断しました。

ツアー中の肺炎から余命1週間の宣告

この壮絶な経験をしたのは、グラミー賞受賞歴を持つ米R&B歌手のマニー・ロング。米人気番組『Good Morning America』に出演し明かしました。

彼女が体調に異変を起こしたのは、オープニングアクトとして全米ツアーに参加していた時期。持病を抱えていたマニーは、寒さの厳しい米北東部での公演中に体調を壊し、肺炎を発症しました。

画像: ツアー中の肺炎から余命1週間の宣告

数公演を休んだマニーは、「戻らなければ」と思いステージに復帰。しかし、その後も体調はどんどん悪化し、ベッドから起きて集合時間に間に合わせることも難しくなり、最後の公演では2曲を歌うのがやっとだったそうです。

チームと家族から「家に帰って休むべきだ」と促され、ツアーの離脱を決断。その後、感謝祭のシーズンに帰宅したマニーでしたが、気がつくと病院にいました。そして医師から告げられたのが「両肺移植」の選択。

突然の話に衝撃を受けるなか、余命を医師に聞いたところ、手術を受けなければ余命は約1週間であると告げられました。

命をつなぐため、両肺移植を選択

マニーは、肺移植をして歌手としてどうなってしまうのかという不安があったといいます。しかし、幼い息子を見て、「まず大事なのは生活の質。生きていなければ歌も歌えない」と思い、両肺移植を決断しました。

現在は移植手術から約6カ月経ち、症状や感染症はなく、回復は比較的順調だといいます。

「自分を後回しにしないでください」

命の危機にまで陥ったマニーは、この経験を経て自分を大切にすることの重要性を訴えています。

マニーは自身の行動を振り返り、「ほかの人の問題まで背負おうとして、いつも“強い友人”でいようとしていました。本当はそうすべきだったのに、自分のために声を上げていませんでした」と話しています。

そして、こう呼びかけています。「ほかの人のために、自分自身を後回しにしないでください。ノーと言うことを恐れないでください。必要なら休んでください。休むことはとても大切な行為なのです」。

photo: aflo

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