グローバルに活躍する旬なファッショニスタをピックアップしてお届けする本連載。今回は、コペンハーゲン・ファッション・ウィーク常連のレニア・ジャズ(Renia Jaz)。イングランドの北東端、ノーサンバーランドを拠点にする彼女は、先月59歳の誕生日を迎えたばかり。クラシカルなものとモダンなものを組み合わせ、そこに捻りを加えたユニークなスタイルが特徴です。彼女のインスタグラムでは「ファッションは年齢に関係なく、人々を魅了することができる」というエイジズムに対するメッセージも込められています。

  • 【Profile】
  • 生年月日: 1965年8月25日(年齢59歳)
  • 出身地:ポーランド
  • Instagramフォロワー数:43.1万人(2024年9月現在)
  • 職業:デジタルファッションクリエイター

年齢を感じさせないセンスとマチュアな色気

2024年8月のコペンハーゲン・ファッション・ウィークにて、オーバーサイズのジャケットにニットワンピを合わせたレニア。ワンピのボタンを外し、スリットから大胆に肌見せを楽しんでいました。落ち着いたトーンのグレー、ベージュ、ブラウンといったアースカラーの組み合わせが絶妙。季節の変わり目に重宝するオーバーサイズのジャケットも優雅な雰囲気を添えてくれます。

定番白シャツはビスチェのレイヤードで脱マンネリ

暦の上ではすでに秋ですがまだまだ残暑が厳しい9月。まさに今の時期に活用したいのが白シャツです。マンネリしやすい白シャツにCult Gaiaのラフィアでできた立体感のあるビスチェをレイヤードしてコーデをブラッシュアップ。夏っぽい印象が強いラフィアですが、ロングスリーブや落ち着いた色味のものと合わせることで夏っぽさを和らげることに成功。バッグもラフィアのものを合わせるとまとまりのあるスタイリングに。リゾートでもタウンでも楽しめそう。

Tシャツ × デニスカはグラフィックTで差をつけて

一見シンプルな白T × デニムスカートのスタイリングですが、Tシャツのバックスタイルは全面にロブスターのグラフィックが描かれていて彼女の遊び心が感じられるスタイリングです。さらに、インディゴブルーのデニムならカジュアルな中にきちんと感を添えることも。スカートはフロントとバックの両方にスリットが入っているので、抜け感もより高まります。チャームがじゃらづけされたバッグも旬度抜群。TシャツはTOPSHOPのもの。

立体感とゴールドアクセでオールホワイトにクラス感を

のっぺりしてしまうオールホワイトの着こなしですが、彼女のような立体感のあるアイテムを投入することで即、解決。レニアは、ボリューミィなフリンジが施された豪華なトップスを主役に、スリット入りのスカートを合わせたエレガントな着こなし。清楚なオールホワイトに映えるゴールドアクセでクラス感もアップします。

クラシックとモダンを掛け合わせ、そこにユニークな遊び心をプラスさせたエイジレスなスタイリングが得意なレニア・ジャズ。エイジレスなマインドでオシャレを楽しむ彼女のコーディネートには着こなしのヒントが満載です。

Senior Writer:H_aco