オーソドックスなアイテムをまとっているのに、どこか垢抜けて見える… シンプルを制している人は、お洒落も制しているように見えます。そんなまさにミニマルシックを体現しているのが、英版『VOGUE』の副編集長を務める、サラ・ハリス。

イギリス出身の彼女は、ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションにてファッションプロモーションを専攻。英国の雑誌『Tatler』でインターン経験を積んだのち、『WWD』に入社。その後『VOGUE』の編集者となります。現在では同雑誌の副編集長、そしてファッション特集のディレクターを務めています。

サラの愛するスタイルは、Tシャツやシャツ、シンプルなパンツといった普遍的なアイテムを使ったもの。インタビューによると、着心地がよく、丁寧な縫製のものを選んでいるのだとか。そうして着心地がよく、自然体で居られることが垢抜けて見える秘訣なのかもしれません。早速、サラ・ハリスのミニマルシックな魅力が光るストリートスナップをチェック。

愛すべき白Tシャツには黒レザーパンツを合わせて

サラが愛用しているトップスの1つである、シンプルな白Tシャツ。付かず離れずなシルエットや、やや詰まったネックのディテールがこなれた印象を醸しています。そこに合わせたのは、装いに適度な緊張感を宿してくれるスパイシーな黒レザーパンツ。ハイウエスト×共布ベルト付きで、カジュアルなTシャツをクラスアップすることに成功。クロップド丈のパンツにポインテッドトゥパンプスを合わせ、美バランスへと誘導。

ゆるっとシルエットでエフォートレスにまとめる

この日も、ミニマルな白Tシャツを取り入れていたサラ。ぱきっとした白、そしてシルエットはやはりボディラインを拾わない、程よいゆとりのあるタイプ。そこにクリームホワイトのサテンパンツを合わせ、グラデーションスタイルへ。Tシャツの裾をアウトにしつつ、ローライズのパンツを選択すればエフォートレスに着地します。そこにゴールドの腕時計、サイドロゴがアクセントの黒スライドサンダルを合わせ、都会派カジュアルを完成させて。

スリップキャミソールは黒を基調として辛口に

ランジェリーのような刺繍入りのスリップキャミソールは、黒を選ぶことでマチュアなオーラを演出。裾が適度に広がっているので、ボトムはミニマルな黒ストレートパンツをセレクト。サンダルはフラットタイプのプラットフォームを選び、ちょうどいい抜け感を宿しました。ペディキュアカラーも黒、ジュエリーはシルバーを指名し、スタイリッシュな配色を意識。

ドライな質感で抜け感を演出

シャツとパンツで完成させるシンプルワンツースタイルは、いずれもしゃりっとしたドライな質感を選び抜け感を確保。程よく身体が泳ぐシルエットのシャツ、そしてイージーパンツを選べば、リラックスムードが醸されこなれて見えます。また、上下の白の色味をわずかに変えることで、間延びするのを回避。黒のスポーツサンダルとナイロンバッグを小脇に抱え、余裕感漂う白黒コーディネートをメイク。

———————–

サラ・ハリスのミニマルシックなストリートスナップを4選ご紹介しました。
シンプルなのにこなれて見える装いなら、上級者なムードを醸すことができます。是非、参考にしてみてはいかがでしょうか。