皆さんは不思議な体験をしたことはありますか?
今回は「夢じゃなかった」を紹介します!
イラスト:ホラ子(@horako03)
『夢じゃなかった』
小学生のころ、祖父母の家まで電車で1人で行くことになった主人公。
電車に乗っている間に眠ってしまっていたようで、外は真っ暗でした。
「まだ昼間のはずなのに」と不思議に思っていると、目の前に見知らぬおじさんが座っていることに気づきます。
そしておじさんは主人公の隣に座り、耳元でなにかをささやき始めたのです。
主人公が恐怖を感じていると、同じ歳ぐらいの少女が現れます。
少女は「こっちにおいで!」と力強く主人公を引っ張り、電車の中を進みました。
主人公はなぜか「誰かはわからないけど、僕はこの子を知ってる」という気持ちになり…。
懐かしい香り
そしてふと気がつくと、そこは元の世界で駅員さんに起こされているところでした。
この体験を他の人に話したのですが、誰も信じてくれず、大人になってからも不思議に思っていた主人公。
そんなある日、祖父母の家で祖母が小学生のころの写真を見つけます。
主人公はその写真を見て、驚きます。
なんと小学生のころの祖母が、あのとき元の世界に連れて行ってくれた少女のように見えたのでした。
祖母に救われた
不気味な世界に行ってしまった主人公。
少女のおかげで助かった不思議なエピソードでした。
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