タイムレスに、シーズンレスに活躍する、エターナルなカラーであるモノトーン。“無難だから”ではなく“シックにきまるから”取り入れたい最愛カラーですよね。一方で、定番だからこそ似たような格好になったり、マンネリしてしまうのも悩みどころ。そんなときには、世界で活躍する海外ファッショニスタの着こなしを参考にしてみてはいかがでしょうか。
今回ご紹介するのは、デンマークにてスタイリスト、コンテンツクリエイター、クリエイティブディレクターとして活躍するソフィア・ロー。アパレルブランド『The Garment』も手掛けているマルチな活躍ぶり。
各ファッションウィークでは、白や黒を使った巧みなモノトーンコーディネートでストリートに登場しています。定番カラーの可能性を広げるべく参考にしたい、彼女のストリートスナップを早速チェック。

ドライな質感のボトムで白の涼感を上乗せ

出典:CS

真夏のコペンハーゲン ファッションウィークに訪れていたこの日は、色味の異なる白の上下を繋いだ着こなしで登場。ゆったりUネックが程よくフェミニンなリブノースリーブトップスに、ざらりとした質感が涼しげなリネンパンツを合わせることで、季節にマッチする爽やかさを演出。ベルト、サンダルは黒で統一し、引き締めを叶えました。仕上げに編み込みレザーバッグを携え、白の装いに奥行きを演出。

Y2Kな趣を醸しオールブラックを今っぽく

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定番オールブラックコーディネートも、トレンドのY2Kらしさにこだわれば今っぽく刷新されます。黒の重たさを払拭してくれるショルダーカットアウトトップスに、ローライズのイージーパンツを合わせ適度なリラックス感をオン。サテン素材のパンツ、微光沢感のあるレザー小物を掛け合わせれば、ツヤが宿ってワンカラーが間延びしません。

変化球シャツとコルセットベルトでモダンさを倍増

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白シャツと黒ミニタイトスカートのミニマルな着こなしは、ユニークなボタンデザインとロングスリーブのシャツで無難に傾くのを防止。さらに裾が広がった黒レザーコルセットベルトを投入すれば、ぴりっと辛口になりモダンに着映えます。すっきりと素足を見せているからこそ、ちょうどいい外しが加わり好バランス。

スーパーロングなリボンドレスで360度絵になる

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ミラノファッションウィーク開催中には、インパクトのあるバックリボンのステートメントなドレスで視線を独り占め。黒ドレスは定番のアイテムだからこそ、時にはこんな遊び心あるデザインで気分を高めて。エナメルパンプスや花飾りのバッグを投入し、レディな装いを完成させました。

繊細な白の刺繍はぱきっとした配色にこだわる

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爽やかな気候に映える、白の刺繍ワンピースでパリファッションウィーク中のストリートに登場。繊細でロマンティックな刺繍は、混じりけのない白を選びつつ、黒小物を合わせたことでぱきっとしたコントラストが生まれ、甘くなりすぎるのを防止することに成功。オフショルダーデザインですが、潔くネックレスやイヤリングを省き、ノージュエリーに徹するとレースの華やかさを際立てることができます。

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ソフィア・ローのモノトーンコーディネートを5選ご紹介しました。デザイン性の高いアイテムを選んでも、定番カラーだからこそ奇抜にならず、お洒落への探究心を満たすことができます。モノトーンという最愛カラーを味方につけ、ファッションで冒険してみてくださいね。