皆さんは大切な人が突然いなくなって後悔した経験はありますか?
たくさん思い出を作っておけばよかったと思ったこともあるかもしれません。

そこで今回は「父が突然他界してしまった話」とその感想を紹介します。


イラスト:エトラちゃんは見た!

父との思い出を作りたいと思っていたら…

専業主婦の母と歴史専門書の出版職員である父と3人で暮らしていた主人公。

父は「歴史探究」が趣味で、普段は書斎にこもって読書や勉強をしていました。
そのため、家族団らんの時間は朝と夜の食事のときのみ。

休日も家族で一緒に過ごすことはありませんでした。
主人公は、せめて大学進学までに父と何か思い出を作りたいと思っていたのですが…。

しかし、ある日父が運転中に猫をよけて電信柱に激突。
ガシャーンッという音を聞きつけた周囲の人が「救急車!早く!」と駆けつけてくれましたが、父は事故でそのまま帰らぬ人となってしまいます。

父が事故で他界…


出典:エトラちゃんは見た!
主人公と母は、突然のことに驚き悲しみます…。
それから1ヶ月が過ぎ、少し状況が落ち着いたころ、母が大事な話を切り出しました。

なんと、父は家族のためにお金をまったく遺していなかったのです。
それだけでなく、保険すらも加入していないという事実が判明。

主人公と母は、これからの暮らしを考えて途方に暮れたのでした。

読者の感想

突然お父様をなくされて主人公は悲しみがとっても深かったことでしょう。
しかし、亡くなったお父様はお金を一切遺しておらす、保険の加入もしていなかったということを知り、悲しんでいるだけではいられなくなられたのではないでしょうか。
(50歳/女性/主婦)

予期せぬ出来事に驚かされると共に今後の生活に対して不安を強くするエピソードでした。
主人公は思い出作りをあまりできなかった父親との希薄さが、亡くなった後の生活に降りかかってくるとは思いもしなかったと感じます。
それだけ夫に金銭管理を任せていても不自由なく暮らせていたのだと思いました。
希薄な関係が大事になる恐怖を感じたエピソードでした。
(匿名)

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