世界の新ファッションアイコンを発掘する【次世代ミューズをリサーチ】連載。今回は、DJの父親とモデルの母親のもとに生まれ、マイアミのビーチでサーフィンをしながら育ったというプラスサイズモデル、デヴィン・ガルシア(Devyn Garcia)。彼女の魅力は、こんがりと日焼けしたヘルシーな肌に、まだあどけなさの残るチャーミングな笑顔、そしてありのままを表現するボディポジティブなマインドです。

そんな彼女がモデルとして活動し始めたのはほんの3年前。それにもかかわらず、たった3年の間にi-D MagazineやVOGUE MEXICOの表紙を飾り、2021年からはヴィクトリアズ・シークレットのキャンペーンモデルを務めるようになりました。そんな彼女の輝かしい活躍ぶりをコレクション画像とともにチェック。新ミューズとも呼べる彼女の魅力をお届けします。

ランウェイデビューは2021年パリで行われたJACQUEMUSのショー

2021年7月、フランスのメゾンブランド、JACQUEMUS 2021-22秋冬で華やかにランウェイデビューを果たしたデヴィン・ガルシア。インスタグラムにも喜びのコメントとともに、初ランウェイを記念した投稿が上がっています。

2021年、Gabriela Hearst でニューヨークコレクションデビュー

JACQUEMUSのランウェイを皮切りに、同年9月には、ニューヨークファッションウィークにて、Gabriela Hearstのコレクションに登場。念願だったNYFWデビューとなった。その後、VALENTINOやChloéなど、ビッグメゾンのランウェイを歩くようになりました。

多様なモデルを起用し話題をさらったVALENTINOのショー

特に印象的だったのは、2022年1月にパリで行われたオートクチュールコレクション。美しいパープルのドレスを身に纏い登場したガルシア。クリエイティブ・ディレクターのピッチョーリは、このショーで体型も年齢も肌の色も異なるさまざまなモデルたちを起用し、ランウェイモデルの凝り固まった既成概念を解き放ちました。その際に起用されたモデルの一人がガルシアです。さらに、3月のパリコレクションと7月にローマのスペイン階段を舞台に行われた壮大なショーにもピッチョーリのキャスティングの元、プラスサイズモデルとしてランウェイを盛り上げました。

数々の有名ブランドのランウェイを彩った2022年秋冬ニューヨークファッションウィーク

そして、パンデミックから解放され、完全復活を見せた今年9月のニューヨークファッションウィークでは、TORY BURCH(写真中央)をはじめ、MICHAEL KORS(写真下)、BRANDON MAXWELL、CAROLINA HERRERA(写真上)、ALTUZARRAなど、名だたるブランドのショーに立て続けに登場した彼女。圧巻のウォーキングでゲストの視線を集めました。そして、ミラノコレクションでは、業界の先駆者であるジル・コートリーヴと共にMAX MARAのランウェイを歩きました。

笑顔が最高のアクセサリー、ナチュラルなガルシアの私服姿にキュン

2022年1月パリのストリートで、カーゴパンツにレザージャケットというシンプルな着こなしのガルシアをキャッチしました。マイアミガールを彷彿とさせる気取らないありのままの一面を見せてくれる彼女に親しみを抱くファンも多いよう。

彼女の持つナチュラルな魅力と高い表現力で、ランウェイモデルだけでなく、2021年からはヴィクトリアズ シークレットの数々のキャンペーンにてモデルを務め、今年2月には新ライン「Love Cloud」のキャンペーンモデルにも起用されるなど、活躍の幅を広げるガルシア。そして、プライベートでは、マイアミでスケートボードとサーフィンを楽しむというナチュラルガール。そんな彼女から今後も目が離せません。