第3位 電車で…

社会人2年目のときの話です。
ある日友達に頼まれて、3歳の子どもを預かることになりました。

電車で子どもの大好きなミュージアムに向かっている最中、電車内で眠くなってしまったのか、ものすごい勢いで泣き出してしまいました。

すると「ガキの泣き声がうるせえなあ」「ガキを連れて電車に乗るなよ」など他の人から言われてしまい、次の駅で降りようかと思っていたのです…。

見知らぬ若い子から…

そのとき、見知らぬ男子高校生ぐらいの人から「ずっと立ってあやしてるの大変だね」と声をかけられ「僕が立つから、座りなよ」と言われ…。

びっくりしましたが、お言葉に甘えて座り、あやしていると友達の子どもは、眠りにつきました。

男の子にも歳の離れた兄弟がいて、同じようなことがあったため、見過ごせなかったと話してくれました。

周りにも聞こえるように「なんで他人が困っていても助けないで、早く降りろとか言えるんだろ」「俺は、子どもが泣いていて騒いでるときに、陰口叩くような大人になりたくない」と、悪口を言っていた人たちに向かって言ってくれたのです。

私は男の子に感謝しつつ、とてもスカッとしました。
(30代/会社員)

※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。