今季も引き続きトレンドにランクインしたセットアップ。中でもパリやミラノのファッションウィークでよく見かけたのは、テーラードのセットアップ。カジュアルに着崩すのではなく、エレガントなシャツやタイと合わせたてクラシックに装ったり、ランジェリーや素肌をチラ見せしてセンシュアルに装ったり。さらにチェック柄やピンストライプなど豊富なプリントのラインナップに加え、今季はスカートスーツにも注目したいところ。
ベーシックカラーのセットアップ×クロップド丈
2022年2月に行われたMFWではブライトカラーのセットアップが豊富でしたが、今シーズンの秋冬はクリームやアイシーブルーのような落ち着いたトーンに身に纏ったファッショニスタを多くキャッチしました。インナーに取り入れたクロップド丈やハイネックがコーデにメリハリと抜け感を与えてくれそう。
トラッドなタータンのセットアップは肌見せでセンシュアルに昇華
ミラノのストリートでクールな視線を注がれていたのが、トラッドな雰囲気溢れるタータン柄のセットアップ。マニッシュになりすぎないよう、インナーは見せランジェリーを合わせてデコルテを露出するのがミラノ流のよう。インパクトのあるカラーで、パッと目を引く圧倒的な存在感が魅力です。
ブラックタイはクラシックなセットアップの引き締め役
今季はセットアップの着こなしとしてタイにも注目したいところ。着こなすだけできちんと感の出るテーラードのセットアップですが、今年はシャツを合わせてあえてクラシックに着こなしてみては? さらにブラックタイをONすることでコーデをさらに引き締めてくれる。タータン柄のセットアップと合わせたり、柄インナーと合わせたり、正統派になりすぎないよう遊び心もお忘れなく!
定番ストライプは素材やデザインで今っぽく!
定番のストライプをセットアップとして楽しむなら、素材やストライプ柄にこだわりたいところ。ミラノのストリートでは、テロンとしたカジュアルなマテリアルやストライプが行き交う変化球なプリントを着こなしたファッショニスタをキャッチ。定番プリントだからこそ、アップデートして周りと差をつけて!
レディライクな装いが叶うハンサムウーマンなスカートスーツ
今シーズン、きちんと感のあるテーラードジャケットのボトムとして浮上したのがスカート。シックなモノトーンプリントやフリンジなど、オリジナリティあふれるデザインが目立ちました。中でもミディ丈のスカートはより一層エレガントな雰囲気を醸し出してくれる大人の着こなしにおすすめ。
さらにFENDIの会場では、シンガポールのファッショニスタ、ヨーヨー・カオさんのミニスカートのスーツ姿もキャッチ。ベーシックカラーのセットアップに、オレンジのグローブとパンプスを効かせたスタイリングが華やかでハンサムな印象です。
一言でセットアップコーデと言っても、合わせるインナーやファッション小物で印象がガラッと変化するのも魅力です。ベーシックなものから、デザイン性の高いものまで、ジャケット&ボトムのセットアップが充実している2023秋冬だからこそ、ぜひトライしてみては?