大人気マンガシリーズ、「囚われの家族」。
今回は作者のチャト子(@chatoco_jibe_high)さんに、漫画執筆のきっかけなどをインタビューしました。

「囚われの家族」のあらすじ

治安の悪い街で育ったチャト子さん。
道を歩いていると弟が殴られる…なんてことも。


出典:instagram

そんな中、チャト子さん家族に”謎の女”が近づきます。
その謎の女は事業を起こして成功した母の兄・しげるおじさんを洗脳し、次第に周りの家族も洗脳。

最終的には、謎の女に家、会社、財産全てを奪われてしまったのです…。

漫画を描こうと思ったきっかけは?

数年前に夫婦で経営していたお店が大火事に巻き込まれて焼失してしまったり、義両親2人の介護と子ども2人の育児が重なって気持ちが落ち込んでしまった時期がありました。

それを乗り越えて生活が落ち着いてきた時に、ふと私の人生って変わってない?他の人から見たら面白いのでは?と思いました。
それを漫画で物語のように描いてブログやインスタグラムに載せてみたのがきっかけです。

「囚われの家族」は私が小さい頃に起きた悲しい出来事で、約30年間誰にも話したことがない、家族や親族の間でも触れられないタブーな話です。
私も歳を取り、親族も少なくなってきました。

もともと表には出ていない事件なので、私達子ども世代が亡くなった時点で、もうこの事件に関する痕跡(記憶だけなのですが)が消滅してしまいます。
他の誰かの目に留まるところで記録すれば、記憶としても残っていってくれるかもしれないと思いました。

なのでこの話に関しては単純に記録目的で、たまたま覗いてくれた方々に見てもらおうと思い、物語として一番最初に描いた次第です。
(もし仮にこの話がたくさんの方々に読んでいただけることになったら、まだ生きているかもしれない犯人の目にも留まるのではないかという思惑もありましたが)

まさかこんなにたくさんの方々に読んでいただけるとは思ってもいなかったので、
coordisnap様やフォロワーの皆様、読んでくださった方々に本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

漫画を作成していて1番大変な場面は?

実話をもとに描いているので、辛いシーンなどは思い出して悲しくなってしまい泣きながら描いたり、描けなくなってしまったりします。
登場人物にもう一度悲しい思いをして欲しくないという感情が湧き上がってしまい、詳細が描けなくなると物語として面白くならないので、今後は気をつけていきたいところです。

これから出していく予定の話では、悪役も人間なのでいい所もたくさんあるのですが、それを描きすぎると読み手の方を混乱させるだけになってしまうので申し訳なさを感じつつも悪い所を際立たせています。

不幸自慢、自己満足だけの漫画になってしまわないように、まずは物語として成立するように読み手側に寄り添った話作りをするように心掛けたいと思っています。

読者やファンの方にメッセージがあればお願いいたします

今まで読む専門で描こうと思ったことがなかったんですが、漫画を描きはじめたらその楽しさにハマってしまいました。

お店が大火事に巻き込まれた裏側の話やフリーのデザイナーをしていて気がついたら顧客が怖い人ばかりだった話、育児や親子関係の話などまだまだ描きたい物語がたくさんあるので、良かったらフォロー&これからも応援よろしくお願いいたします。


今回はチャト子(@chatoco_jibe_high)さんのインタビューについてご紹介しました!
チャト子さん、ご協力いただきありがとうございました!