美容室で起こった実話を描いた大人気マンガシリーズ、「密室で美容師さんと意味不明な状態になった時の話」。
今回は作者のもちこ(@mochikokoro)さんに、漫画執筆のきっかけなどをインタビューしました。

「密室で美容師さんと意味不明な状態になった時の話」の見どころ

近くにできた新しい美容室。
今まで通っていた美容室が遠いこともあり、もちこさんはこの美容室に行くことにします。

来店してみると、子持ちの男性が1人で営業しているよう。
そこそこかっこいい感じの美容師さんで腕もよかったので、もちこさんはここに通うことにします。

美容室に通う回数が増えるうちに、だんだん飲みに誘われるように…。

正直面倒な気持ちはあったものの、「子持ち」「奥さんいる」「さわやか」など、”危険な香り”が一切しない相手…。
ましてや自分は地味なアラサー、向こうはイケメン美容師と思っていることもあり、単純に飲み友達が欲しいだけで下心はないと判断。

誘いには乗らないものの、美容室には通い続けることにしました。

しかし、ある時もちこさんは気づいてしまうのです。
「なんか、距離が近い。腰が当たってる…?」


出典:instagram

だんたんとエスカレートするイケメン美容師の行動。
違和感を感じつつも油断してしまったもちこさんに、ついに”ヤバイ”出来事が…!?

この話を書こうと思ったきっかけは?

今年の夏頃、たまたま見ていたニュース番組の中で、美容室でのわいせつ事件が取り上げられていました。
最初は聞き流していましたが、だんだんと自分の経験が蘇ってきて、あの時の私もひとつ間違えば大変な目に遭っていたかも、と思い少し怖くなりました。

ほとんどの人が、そういった事件についてどこか他人事のように感じていると思います。
でも誰もが、ふとした瞬間に何か思わぬことに巻き込まれる可能性がある、ということを知ってほしくて、自分の体験を書くことにしました。

漫画を投稿していてやりがいを感じられる場面は?

やりがいを感じるのは、読者さんから共感や感謝のメッセージをいただいた時です。
小さい頃から絵を描くのが好きでしたが、自分の表現したものが誰かの役に立つなんて思ってもみませんでした。

悩んだり落ち込んだりしても、なかなか周りの人には相談できなかったり、相談してもわかってもらえなかったりすることも多いかなと思います。
そういう状況の人に寄り添うような存在になれたら、という気持ちで投稿しているので、それを少しでも実現できていることが、私にとってすごく励みになります。

読者やファンの方にメッセージがあればお願いいたします

まだまだつたない絵しか描けない未熟者ですが、私の話をたくさんの人に読んでいただけているということがとても嬉しいです。
これからも自分らしいイラストや漫画をお届けしていくつもりですので、よければ応援よろしくお願いします。

この話で伝えたいのは、個人営業の美容室が危ない、ということではありません。
ほとんどの美容師さんはきちんとプロ意識を持ってお仕事をされており、今回はたまたま美容室だったというだけで、密室に近い場所ならどこでも起こり得ることだと思います。

自分の経験を通して、事件を起こすような人には何か前兆のようなものがあるのかな、と感じました。
違和感があったのに通い続けてしまった私の失敗談として捉えてもらえるといいのかな、と思います。


今回はもちこさんの「密室で美容師さんと意味不明な状態になった時の話」についてご紹介しました!
作品が気になった方は、ぜひ本編も読んでみてください。