夜の世界は”疑似恋愛”を楽しむような場ではありますが、ときには勘違いをしている人もいます。
今回は、そんな夜の世界で出会ったヤバイ人間のエピソードをご紹介します。

私が出会った勘違い男のお話

私が働いていたお店は年配のお客様が多かったのですが、ときどき若い男性も来店することがありました。
ある日5人組のお客様が来店し、私は中でも1番若い男性の隣につくことになりました。
彼は私よりも5歳ほど上で、ヤンチャそうな雰囲気でした。
しかし、話してみると穏やかでおっとりとした優しい人だったので、私も安心して話をしていました。

彼からの突然の質問

話をしていると、突然彼が私に質問をしてきました。
「ねぇ、連絡先交換できる?」
私が「もちろん良いけどまた来てくれる?」と、聞くと「いや、もう来ることはないかな。俺は自分の金でこういうとこ行かないから」と言いました。
私は仕事としてやっているため、誰にでも連絡先を教えることはしていませんでした。
そのため、うまく断ろうとしましたが、彼から予想外の言葉が返ってきたのです。

いや、本気で言ってる?

「連絡先が無理ならご飯行こうよ!」
その言葉に”いやいや、連絡先無理ならご飯も無理やろ”と思いましたが、さすがに言えるはずもなく…。
そして、彼は私が予想だにしなかった勘違い発言をしたのです。
「こういう店の女の子って皆彼氏欲しくてやっとるんやろ?やから普通応じるもんじゃないん?」
”いーや、めちゃめちゃ勘違い!”と心の中で叫びましたが、私は丁寧にお答えしました。
「いえ、皆さんお仕事でやられていますので…」
「またまた~!お姉さんだって彼氏欲しいからやっとるんやろ?はよ認めんかい!」
”あぁ…この人の脳内は幸せだなぁ”と思うのと同時に、”ヤバいな”と思いました(笑)


「水商売=彼氏が欲しい」という考えにどうしたら辿り着けるのか、逆に知りたいところですね。
真剣に仕事に取り組んでいる人を不快な気持ちにさせてもおかしくないでしょう。

※こちらの記事はライターの実体験を元にしたエピソードです。