夜の世界には色々なタイプの男性がお客としてお店に来るため、トラブルもしばしば。
しかし、夜の世界は女の世界でもあるため、ときには癖のある女の子もいるものです。
今回は、そんな夜の世界で出会ったヤバイ人間のエピソードをご紹介します。

ビールが大好きすぎる先輩のお話

私が夜の世界で働いていた頃、同じお店に10個以上歳上の先輩がいました。
先輩はおっとりした性格で、あまり人と群れることを得意としていませんでした。
入店したての私にも優しくしてくれたり、サポートしてくれたりと優しい先輩でしたが、ある一面も持ち合わせていました。
それは、周囲がドン引きするくらいの酒癖の悪さです。
その酒癖の悪さに、いつも周囲は振り回されていました。
そして、ある日”ヤバい”と思わされる出来事が起きたのです…。

いつもの先輩どこ行った?

ある日、2名のお客様が来店し、先輩と一緒に席につくこととなりました。
最初は普通に楽しく会話をしていましたが、先輩の飲むスピードはどんどん加速していく一方…。
しかも、私たちの利益にはならない無料のドリンクをひたすら飲んでおり、気づいた頃には完全にできあがっていました。
先輩はビールをありえない程飲んでおり、酔った勢いで私にダル絡みの連発。
しまいには私の腕を思いっきり掴み、もっと飲むように要求してきました。

冷静になだめるも…

「ちょっと、先輩!一旦落ち着きましょう。とりあえずお酒置いてください」と冷静に言い聞かせようとしましたが、何の効力もなく…。
挙句の果てに私の口に思いっきりグラスを押し付け、私は大嫌いなビールを飲まされました。
「気合が足らねぇわ!」と連発しており、私はたった数十分でかなりの疲労が溜まりました。
もちろんお客さんはドン引きしており、犠牲になっている感じでした(笑)
その酒癖の悪さは、お店の女の子全員が知っていたので「あの人とは同じ席につきたくない!」と訴える子が多かったことを覚えています。


お酒を飲む仕事でもあるため仕方ない面もありますが、酒癖が悪い人の相手は疲れますね。
酔うとどうなるかが分からないという点がお酒の怖さでもあります。

※こちらの記事はライターの実体験を元にしたエピソードです。