夜の世界というのは、様々なヤバいが付き物です。
お金を稼げるというメリットがある反面、辛さやしんどさを伴うことが多い面も…。
今回は、そんな夜の世界で出会ったヤバイ人間のエピソードをご紹介します。

一体何者?!とにかく皆に嫌われているお客のお話

4年間水商売をしていた中で、今でも忘れられないお客がいます。
ある日、お店の女の子が何やら騒いでいる様子でした。
すると「ねぇ、〇番の客マジでヤバイんやけど…」「私もさっきついた!本当に無理やからチェンジしてもらった」そんな会話が耳に入ってきました。
私は内心、”うっわ…マジか…さすがに勘弁して”という気持ちでいっぱいでした。
しかし、その日は噂のお客につくことはなく無事に1日を終えることができたのです。

1週間後の最悪な日

1週間後、いつものように出勤するとボーイが何やら慌てた様子で私のところへ来ました。
「〇〇ちゃん、着替えたらすぐ〇番のお客さんのところ行ってくれる?ついてくれる女の子がおらんくてさ…」
その言葉を聞き、あのヤバイ客だ!とすぐに気づきました。
しかし、仕事なので文句も言ってられず、私はボーイに言われた通りそのお客が待つ席へ行きました。

一見普通に見えるのに…

そこに座っていたのは、一見優しそうで普通の男性でした。
彼は私を一目見るなり「可愛い!」と喜び、ペラペラと話し始めました。
焼酎が好きなようで、その日も焼酎の水割りを飲んでいました。
そこで、私はあることに気づきます。
彼は、グビグビと勢い良く大好きな焼酎を飲んでいましたが、全て口からこぼれていました…(笑)
もちろん、彼の洋服はビチャビチャ。
酔っ払っている様子はなく、とにかく普通にこぼしているのです。
その後3回程お代わりをしましたが、案の定全て口からこぼれていました。
理由は良く分かりませんが、女の子が嫌がる理由はこれかとすぐに気づきました。
彼は毎週お店に来ていましたが、私が辞める最後の最後まで嫌われていました(笑)


口からすべてこぼれているとは、思わずクスッと笑ってしまいますね。
夜の世界は色々なお客さんが来るため、どんな人の席につくか分からないところがハラハラドキドキです。

※こちらの記事はライターの実体験を元にしたエピソードです。