毎年秋になると、取り入れたくなる「ブラウン」。タイムレスな魅力を放つベーシックカラーですが、最新のコペンハーゲンファッションウィークでは、ブラウンのワンカラーや、メインにした着こなしが目立ちました。穏やかなカラーでコーディネートすれば、秋らしいクラシカルなムードや上品さを倍増させることができます。今っぽさをまとえる着こなし術を、早速チェック。

色味の異なるブラウンで魅せる紅葉カラーコーデ

こっくり深みのあるビターブラウンのスカートに、それよりもソフトな色味のバッグを合わせ、紅葉を想わせる秋らしい装いへ。いずれもぴりっとしたレザー素材で統一し、穏やかブラウンにスパイスを加え都会的に。トップスのカラーは白を指名すると、それぞれのブラウンの色味をくっきりと浮かび上がらせることができ、同化を防ぐことができます。

ベルトマークでエレガントにまとめる

シャツとパンツのブラウンセットアップを着用していたインフルエンサーのダーヤ・バラニク。高めの位置でベルトマークするとくびれが強調され、エレガンスを醸すことに成功。パンプスもブラウンで統一しながら、スクエアの履き口やフレアヒールのディテールでモダンさをアップ。

テイストミックスはワンカラーで馴染ませる

センシュアルなスリップドレスに、真逆な印象のハンサムレザージャケットを重ねていたインフルエンサーのソフィア・ロー。異なるテイストも、ワンカラーでまとめれば調和が生まれます。深みのあるブラウンで、しなやかさをアップさせて。足元にはポインテッドトゥパンプスを迎え、きりっとレディな佇まいへと誘導。

ビッグジャケットをミニワンピ風にアレンジ

モデルのヴェラ・ヴァン・エルプは、ビッグジャケットをミニワンピース風に着こなし、マスキュリンとフェミニンを共存させてこなれ感満載に。柔らかすぎない、ニュアンスのあるモカブラウンが大人らしさを高めてくれます。太ベルトでウエストマークし、構築的なシルエットを作るとモードな印象に。小物はベルトと同じ黒で統一し、引き締まったシックなコーディネートをコンプリート。

この秋、改めて注目したい「ブラウン」の最新コーディネート術をご紹介しました。ベーシックカラーで親しみのある色は、ワンカラーまたはメインとして着こなすと新鮮さを味わうことができます。ぜひ、参考にしてみてくださいね。