サロペットやオーバーオールは「カジュアルすぎてこどもっぽく見えそう」とか「野暮ったい感じになりそう」。そんなイメージがありますが、それはもう数年前の話です。近年のオフランウェイでは、サロペットを大人っぽく着こなす人たちが増加中です。今回は、カジュアルで楽ちんなサロペットを着こなした賢者たちをピックアップしてお届けします。

インディゴサロペットなら大人っぽくフォーマルに

モデル、エディター、オンラインサイトの立ち上げなど、抜群のセンスでファッション界でも注目を浴び続けるヴェロニカ・ハイルブルンナーは、長身を生かしたインディゴデニムのサロペットコーデを披露してくれました。カジュアルなイメージが強いサロペットですが、インディゴカラーをチョイスすることで、フォーマルさがプラスされ大人っぽい雰囲気に。センターのジップを少し開けてインナーを見せることで、こなれ感も演出できます。

アレンジを楽しめる、胸元が広く開いたデザイン

「Alice Barbier & js Roques」としてヨーロッパで活躍しているクリエイターカップル。彼女のアリス(左)は、ブラックのサロペットにパキッとした白のシャツを合わせたスタイリングを披露してくれました。モノトーンで仕上げることでスタイリッシュな印象に。胸元が広く開いたサロペットならインナーの白の割合が増え、重くなりがちなブラックコーデを軽やかに見せてくれます。また、インナー次第で違った表情が楽しめるのも魅力です。

カジュアルだけど垢抜け! ルーズで大人なサロペット

夏のコペンハーゲンファッションウィークでキャッチしたのは、ノルウェーのオスロを拠点に活動するインフルエンサー、ヨセフィーネ・フォクト。ブラックのサロペットに爽やかなブルーシャツが映えるスタイリング。ユニークな襟元や刺繍が施されたシャツデザインを主張したいなら、彼女のように肩紐をワンショルダーにして、シャツをアピールするのがおすすめです。また、カジュアルなビーサンで着崩すところもさすがです。

素肌にサロペットが新鮮で夏っぽ!

パリの街角でツイード素材のサロペットをサラリと1枚で着こなした彼女をキャッチ。爽やかなブルーのツイードを素肌にそのままオンするのが夏っぽくて新鮮です。ストラップ部分がパール仕様になったり、品のよいツイード素材を用いたり、カジュアルながらエレガントに着られるのも大人女子にとって嬉しいポイントです。パールに合わせて白の小物をオンすれば全体的にまとまった印象に仕上がります。

サロペットを大人っぽく着こなした4名の賢者を紹介しました。デザインも重要ですが、インナーを工夫するだでも大人っぽい雰囲気を演出できます。楽ちんで快適なサロペットをぜひ今夏のワードローブに加えてみてはいかがでしょうか。