少し肌寒い春から、爽やかな風が心地よい初夏らしい気候になってきたこの頃。そろそろ今年も「Tシャツ」の出番です! 今回は真夏にはない、初夏ならではのレイヤードを駆使したTシャツコーディネート術をご紹介します。汎用性が高く、親しみのある白Tシャツスタイルにフォーカス。

ニュアンスブルーを重ねて清涼感をアップ

起業家のクリッセル・リムは、白Tシャツの清涼感を高めるためにニュアンスブルーのジャケットとパンツをプラス。グレイッシュなトーンなので、スタイリッシュさを両立することに成功しています。ベルトバッグとポインテッドトゥパンプスも白で統一し、クリーンさを振りまいて。

さっと羽織れるカーディガンを腰に巻いて

日中に比べると、朝晩には肌寒さを感じる初夏。白Tシャツとチャコールグレースカートのシンプルワンツーに、アクセントとして赤カーディガンをプラスすればメリハリがぐんとアップ。さっと羽織れて体温調整できるのが機能的。シルバーのボールチェーンネックレスとポインテッドトゥパンプスで、シャープさを加えると都会的な印象にまとまります。

グレージャケットを重ねて知的さをトッピング

白のTシャツとフラットシューズ、ブルーデニムパンツという王道カジュアルは、ジャケットを重ねることでクラスアップを実現。ややオーバーサイズが、今の気分にマッチ。白とブルーだけでなく、アイスグレーとミントグレーのように、爽やかな配色を意識すると初夏らしさが高まります。

ロングジレでIラインを強調

黒のミニスカートとパンプスを合わせ、白Tシャツをレディに味付けしたスタイリスト、コンサルタントのミエ・ジュエル。無彩色の着こなしに親近感を宿すべく、ベージュのジレをレイヤード。ロング丈ならIラインが強調され、スタイルアップに繋がります。ベージュにマッチするパールのスウィングイヤリングで、優雅さを上乗せして。

ポップなニットベストで無難を脱却

ジュエリーブランド『Valkiers Jewellery』を手掛けるソフィー・バルキアス。白Tシャツとデニムパンツの定番コンビは、漆黒、大きく折り返されたロールアップのディテールでモード心を刺激して。そこにパステルピンク × ネオンイエローの配色がポップなニットベストを重ね、周りと被らない新鮮な装いをエンジョイ。

初夏に楽しみたい、レイヤードが効く「Tシャツ」の着こなしをご紹介しました。シンプルプレーンなアイテムを軸にして、思い思いのスタイリングを楽しみましょう。