グローバルに活躍する旬なファッショニスタをピックアップしてお届けする本連載。今回は、ノルウェーのオスロを拠点に活動する、ロシア系ノルウェー人のインフルエンサー、ダーヤ・バラニク(Darja Barannik)。ミニマルな中にも時代を超越したエレガントなスタイルが特徴で「vogueworld 100 street style」に選ばれるほどのセンスの良さと影響力を持っている彼女。また、商品の売り上げをウクライナ難民に寄付する慈善団体「SHAPKA」を立ち上げるなど多岐に渡り活動しています。

  • 【Profile】
  • 生年月日:1990年9月18日(年齢34歳)
  • 出身地:ロシア/サンクト・ペテルブルグ
  • Instagramフォロワー数:26.3万人(2024年4月現在)
  • 職業:インフルエンサー、「SHAPKA」創設者

デニム × ホワイトのこなれ感が上級

パリのストリートでキャッチしたダーヤは、ライトブルーのデニムに白カーデ、トップス、コートという2トーンでキレイ目な装いが印象的でした。昼夜の温度差が激しい春はダルジャのような薄手コートを羽織って出かけるのがおすすめです。ホワイトカラーのアウターは見た目も軽やかなので春にぴったり。さらに白のフルレングスなら洗練さも手に入ります。

羽織るだけでキマる! キャメルのレザーコート

ARRITAの上質なレザーコートを主役にしたダーヤ。シンプルながらスタイルアップが叶うシャープなシルエットが魅力のコートは長く愛用できる名品です。キャメルをチョイスすることでワンランク上の大人っぽい雰囲気に仕上げていました。さらに、ベージュのセットアップをインナーに仕込むことで今っぽいモード感も。

「ミニマルで女っぽ」を実現

トップスにボトムというミニマルなスタイリング。アイテムそのものはシンプルですが、オフショルになったロングトップスや脚長効果抜群の美シルエットボトムなど、デザインにこだわったダーヤらしい着こなしが特徴です。肩を露出するだけで一気に色っぽい雰囲気が出せるオフショルトップスは今季のマストバイ。

エレガントに昇華したデニム・オン・デニム

かつてはフォーマルなシーンに不向きだとされていたデニム・オン・デニムですが、今季はエレガントに昇華したデニムファッションにも注目です。ミニマルでエレガントな装いが得意なダーヤが着こなしたのは、デニムパンツにきちんと感のあるデニムのテーラードジャケットを合わせた品のあるデニム・オン・デニム。オーバーサイズのジャケットも今っぽい。

ラグジュアリーとストリートを融合したデニムルック

優雅なフレアシルエットが魅力のデニムのロングスカートに、ヴィンテージ風のデニムシャツを合わせたデニム・オン・デニム。あえてトーンの異なるデニムを合わせることで奥行きを感じられる上級コーデです。足元は華やかなパールのサンダルを合わせてレディに装うのがダーヤ流。ストリートとラグジュアリーをミックスするバランスの良さはさすがです。

ミニマルでいてエレガントさを忘れないダーヤ・バラニクのスタイリングは、まさにタイムレス。シンプルなのにどこか女っぽさを感じたり、洗練されたスタイリングテクが人気の秘密です。中でもデニムやロングコートの着こなしはデイリーにも取り入れやすいので参考に!

Senior Writer:H_aco