2024年春夏、おしゃれ愛好家の中でも再び熱い視線が注がれているのが「デニム・オン・デニム」。以前から定着している着こなしということもあって、今っぽさを演出しずらいという人も多いのでは。今回は、野暮ったさを払拭した垢抜けコーデの秘訣を海外のおしゃれ賢者に学びます。人気のジョーツやトレンドのミニスカートなど、目新しいデニムと合わせて旬な着こなしを。

ランウェイを飾った最旬「デニム・オン・デニム」

ニナリッチ(左)のクロップド丈デニムジャケットやデヴィッド・コーマ(中)のミニスカート合わせ、ヴァレンティノ(右)のジョーツとのセットアップなど、さまざまなブランドが鮮度あふれる「デニム・オン・デニム」を発表しました。ほかにも、シャネルやステラ マッカートニーからデザイン性の高いリュクスなデニム・オン・デニムが登場するなど今季気になるスタイリングの一つです。

最旬デニム・オン・デニムはジョーツが決め手!

2024年春夏は、ヴァレンティノやドリス・ヴァン・ノッテンも発表したジョーツのデニム・オン・デニムが話題です。インフルエンサーのエリカ・ボルドリンは、ビジューが施されたミュウミュウのデニムブルゾンに、近年徐々に愛用者が増えつつあるジョーツを合わせた、まさに最新のデニム・オン・デニムを披露してくれました。トーンの異なるデニムは、足元をブラックで引き締めることでうまく攻略できそう。

旬度の高さを感じさせるクロップド丈デニムジャケット

デニム・オン・デニムの着こなしには慣れているというベテランさんは、クロップド丈のデニムジャケットにトライしてみてはいかがでしょうか? エッジの効いた丈感のジャケットコーデを披露してくれたのは、ノルウェー・オスロ在住のデジタルクリエイター、ニーナ・サンドベック。白のTシャツやタンクトップ、さらにブラレットなどをインナーに合わせれば爽やかに仕上がります。

ミニスカートのトータルデニムが新鮮

これまではロングスカートのデニムを合わせたデニム・オン・デニムが定番でしたが、2024年春夏は断然ミニスカートがおすすめです。ジャーナリストのIsa Hernáezはパトゥのデニムジャケットとスカートをセットアップで着こなしていました。ジャケットのカットオフデザインやペプラムデザインのスカートが大人可愛いエッセンスを宿してくれます。

フォーマルOK! リュクスに進化したウェアラブルデニム

パリの街角で肌触りのよいなめらかな素材を使ったデニム・オン・デニムを披露してくれたのは、アメリカのソーシャライト、オリビア・パレルモ。カジュアル度の高いデニムですが、濃いインディゴブルーをチョイスすればきちんと感のあるフォーマル仕様にも。テーラードジャケット、ハイヒール、ミニバッグを合わせることでモダン & リュクスな着こなしに。

周りと差がつく高いデザイン性が魅力

誰とも被りたくないという人には、ディテールワークにこだわったデザイン性の高いデニムがおすすめです。ステラ マッカートニーのオーガニックコットンデニムをセットアップで着用したのは、モデルでソーシャルメディアクリエイターのエマ・ブルックス。アイレットにレースを通して編み上げたデザイン性の高いデニムが魅力です。インナーは無地のトップスではなくプリントものをONするのが上級。

ジョーツやミニスカート、クロップド丈ジャケットなどと合わせることで、簡単に垢抜け「デニム・オン・デニム」が完成します。さらに、デコラティブなデザインやカジュアルになりがちなデニムをリュクスに昇華するなど、新鮮なスタイリングが鍵となりそう。

Senior Writer:H_aco