ニュートラルカラーで着回しやすい「ベージュコート」は、定番だからこそ無難な印象に留まってしまうことも。汎用性の高さがあるからこそ、ひと手間加えて着映えを実現しましょう。改めてファッションを楽しみたくなるコーディネート術を、ファッションウィークのストリートスナップからピックアップしました。

ニュアンストーンは迫力シルエットがこなれ見えの鍵

淡いベージュのニットマキシワンピースに、それよりも濃いベージュのウールコートを重ね、色と素材でメリハリを演出。グレーのニットキャップや白トートバッグを投入し、ニュアンスを演出すると垢抜けた印象に。全体にゆったりしたシルエット、そしてビッグサイズのバッグを選ぶと迫力が生まれ、ぼんやりしません。

グレー合わせでスタイリッシュさを強調

しなやかに落ちるベージュのトレンチコートは、レザー素材を選ぶことで程よく辛口に。そこにグレーで統一したトップスとパンツを合わせ、スタイリッシュに誘導。いずれもゆったりシルエットを選ぶと、ちょうどいい抜け感が生まれます。

ひとクセ小物テクで差をつける

白ワンピースにベージュのウールコートを重ね、クラシカルにまとめたインフルエンサーのイリリダ・クラスニキ。ストライプ模様のスカーフでくるっと頭を覆ったり、レトロ調なバッグを投入する小物テクニックで個性を宿して。

白を上下に効かせてぱっと華やぐ

通販サイト『Moda Operandi』を手掛けるローレン・サント・ドミンゴは、ぬくもり感じる黄みベージュのウールコートを活用。白のワイドデニムパンツで軽やかに整えたら、同色のニットプルオーバーをマフラーのようにプラスして華やかさを獲得。トップスとシューズで黒をリピートすると、引き締めにも成功。

フレッシュなカラー小物でポジティブに

正統派なベージュトレンチコートに、ダークブラウンのレザースーツを合わせモダンにブラッシュアップしたインフルエンサーのユスチナ・ツェルニアク。穏やかな配色に、ネオンカラーのイエローバッグとグリーンパンプスを効かせ、ポジティブかつモードなオーラを振りまいて。

まだまだ寒さの続く冬。いつものベージュコートも、着こなし方や合わせる小物によってあらゆる表情を引き出すことができます。ぜひ、参考にしてみて。