皆さんは、大切な人がいなくなってしまった経験はありますか?
今回は「失踪した妻と娘」にまつわる物語とその感想を紹介します。

※この物語はフィクションです。
(CoordiSnap編集部)

イラスト:モナ・リザの戯言

娘を連れて消えた妻

妻と娘と3人で暮らしていた主人公。
ある日の朝、自宅で目を覚ますと妻と娘の姿が消えていました。

家の中のものや主人公の携帯電話もなくなっていてパニックになる主人公。
さらに家具や預金の300万円までもが消えていて、机の上には妻の欄が記入済みの離婚届が置かれていたのです。

慌てた主人公が近所に住む友人に助けを求め、一緒に義実家に向かうと…。

義両親も事情を知らない

義実家にはなぜか主人公の車と携帯電話、鍵が置かれていました。
しかし義実家に妻と娘の姿はなく、義両親も事情を知らないと言います。

出典:モナ・リザの戯言
主人公は捜索願を出して、興信所にも相談しますが…。
半年経っても妻子の行方はわからず、主人公の心労は絶えません。

ついには会社もクビになり、絶望した主人公は妻が置いていった離婚届を提出することに。
ところが役所では「すでに離婚届は提出されている」と言われてしまいました。

どうやら妻は、以前主人公が脅しで書いた離婚届を提出し、主人公が離婚成立に気づくまでの時間稼ぎをしていたようです。
計画的な妻の行動に腹を立てた主人公は、娘を取り戻すために戦おうと決意するのでした。

読者の感想

ある日突然家族がいなくなるなんて、考えただけで恐ろしいです。
1人で帰ってきた娘が無事だったことが救いですね。
(20代/女性)

以前書いた離婚届を夫に再確認もせず提出していた妻に驚きました。
離婚したいのだとしても、そのときの2人できちんと話し合うべきですよね…。
娘が頑張って1人で主人公のもとに帰ってきたのかと思うと心が痛みました。
(30代/男性)