エコファーの普及で、取り入れやすくなった「ファーコート」。ぬくもり感じる見た目や立体感たっぷりなシルエットが魅力ながら、迫力があるからこそなかなかコーディネートに取り入れづらい…… なんてことも。そこでデイリーで参考にしやすい、良バランスに導いた着こなしをファッションウィークのストリートスナップからピックアップ。

扱いやすいディテールのファーコートが簡単

モデルのティリン・グエンは、主張が強すぎない黒、毛足の短いファー素材のノーカラーコートを選ぶことで着回し力の高さを確保。カットソー、チノパンツ、スニーカーでカジュアルにまとめると気張らない雰囲気にまとまります。さらにダークカラーを基調とすることで、白スニーカーの軽やかさを引き立てて。

短い毛足ならインパクトが出過ぎずちょうどいい

ホルスタイン柄のファーコートを活用していた、インフルエンサーのイリリダ・クラスニキ。短い毛足ならインパクトが出過ぎず、さらっと取り入れることに成功。白カットソーと黒デニムパンツのカジュアルワンツーで、ドレスダウンを実行するとこなれ顔。

ベージュを基調として優しげに

ロング丈で主張の強いファーコートも、ベージュを選んで温感を上乗せしつつ、同色のパンツを合わせることで柔和な面持ちへ。優しげカラーに黒アイテムを組み合わせ、バランスよく引き締めると都会的にまとまります。

定番デニムパンツとスニーカーでデイリー仕様に

アパレルブランド『ROTATE Birger Christensen』を手掛けるジャケット・フリス・マドセン。スパイシーなレオパード柄ファーコートは、親近感たっぷりのライトブルーデニムパンツで外せばチャレンジしやすいです。さらにシューズもカジュアルなスニーカーを指名し、アクティブにまとめて。

部分的なファーでメリハリを確保

自身の名を冠したアパレルブランド『VICY RADER STUDIO』を手掛けるヴィクトリア・レーダーは、部分的にボアが施されたショート丈のフライトジャケットでメリハリを演出。丈が短いからこそ、バランスアップしやすいのが魅力。グレーのスカート合わせでモノトーンに仕上げたら、シルバー小物を加えシャープに整えて。


海外のお洒落賢者たちが実践したファーコート着こなし術をピックアップしました。まだまだ寒い日が続くので、ぬくもりに包まれるコートを活用してみてはいかが?