皆さんは、ゾッとするような思いをした経験はありますか?
今回は「全身紫色の1人の女の子」にまつわる物語とその感想を紹介します。
(CoordiSnap編集部)

イラスト:テル子武
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紫の女の子

主人公が小学5年生だったとき、毎朝同級生の友達2人と登校していました。
しばらく話しながら歩いていると、前方を歩いている2人組の女の子が視界に入ります。

主人公は、同じクラスの1人の女の子に目が釘づけになります。
その子は頭の先から靴の先まで全身が紫で覆われていて…。

しかし、一緒に歩いていた友達は前方の女の子たちを追い越す距離になっても何も言いません。
すれ違いざま、主人公が女の子の顔を見ると…。

女の子の顔を見ると…


出典:instagram
女の子は、顔の色まですべて紫だったのです。
思わず悲鳴をあげると、女の子2人は「おはよう」と挨拶をしてきました。

友達2人は「おー!」と返事をするものの、主人公はゾッとしてしまいます。
誰1人として全身が紫のことに触れない様子を見て「自分以外に見えていないんだ」と気づいた主人公。

何事もないまま、いつも通りの1日が過ぎていき恐怖よりも好奇心が勝ったころ…。
主人公は意を決して「なんで全身紫なの?」と女の子に聞いてみることにしたのでした。

読者の感想

自分にしか見えていないと思うと、余計声をかけにくいですよね。
せめて1人でも同じように見えている人がいたら、状況は違ったのではないかと思います。
(20代/女性)

女の子の全身が紫なことを、自分しか見ることができないなんてどうしたらいいかわからなくなってしまうと思いました。
普通通り挨拶されても、目を合わせることも怖くてできないだろうなと感じます。
(40代/女性)