皆さんは、貯めていた貯金が知らない間になくなっていた経験はありますか?
今回は「主人公のなくなっていく貯金」にまつわる物語とその感想を紹介します。
※この物語はフィクションです。
(CoordiSnap編集部)
イラスト:モナ・リザの戯言
減っていく貯金
主人公は小学生の女の子。
主人公の母親は現在入院中で、父親と2人暮らしです。
父親が仕事で遅くなる時は、高校生の従姉妹が夕飯を持って来てくれる生活。
主人公は母親が退院したらホームベーカリーでパンを作りたいと聞き、一生懸命お小遣いを貯金します。
ある晩、主人公は貯めていた箱の中から、お金が700円なくなっていることに気がつきました。
主人公は帰宅した父親にすぐに話しますが「疲れているからあとにしてくれ」と、あしらわれます。
犯人の正体
毎日少しずつなくなっていく貯金を何とかしようと、主人公は隠すところを変えようとします。
しかし、翌日も1000円が消え…。
結果、主人公の貯金が全額なくなってしまいます。
そんなある日、一時退院が許され主人公の母親が自宅に戻ることになりました。
従姉妹と叔母も自宅に訪れ、みんなで食事をしていると…。
母親にホームベーカリーを買ってあげられなかったことを悲しんだ主人公は、なくなった貯金の話をして泣いてしまいます。
その様子を見た母親と叔母は真剣に話を聞いてくれ、主人公を心配してくれました。
暗くなった主人公の気分を変えるため、母親は主人公にご褒美をあげます。
従姉妹が悪だくみを…
主人公はそのご褒美を喜んで受け取り、引き出しに大事にしまいました。
ご褒美という言葉が聞こえた従姉妹は、こっそり主人公の部屋へ向かい…。
てっきりお金だと思って引き出しを開けた従姉妹は、ご褒美がパンだと知って思わず主人公に逆ギレ。
その態度から、主人公のお金を従姉妹が盗んでいたことがバレてしまったのです。
犯人が意外な人物だったことで一同は驚愕し、叔母は従姉妹へ衝撃の叱り方をするのでした。
読者の感想
最初から父親が、主人公の話に真剣に耳をかたむけてあげてほしかったです。
従姉妹が盗んでいるとわかり、とても腹が立ちました。
(30代/女性)
母親のために、プレゼントを購入したいと思う主人公の貯金を盗むなんて、従姉妹にがっかりしてしまいますね。
叔母がきちんと叱ってくれたのであればよかったです。
(20代/女性)