季節が秋から冬へと移ろってきて、コーディネートにアウターが欠かせない気候になってきました。この冬は、どんなアウターを選び、どう着こなす? こなれた印象を実現するのなら、世界で活躍するファッションアイコンの存在に注目してみて。
今回ご紹介するのは、ドイツを拠点にスタイリスト、アートディレクターとして活躍するベアトリス・グトゥ。参考にしやすいクラシカルなアウターを使いながら、組み合わせるアイテムや配色にこだわることであか抜けたスタイルにまとめるのが得意な彼女。ぜひ、デイリーの参考にしてみてくださいね。

ソフトなベージュコートにモダンな黒を合わせて

あらゆるコーディネートの軸になってくれる、ベージュのステンカラーコート。インには白カットソーを合わせ、軽やかさを高めながら表情を明るく灯して。華やかな上半身に対して、ボトムはきりっとした黒をセレクト。レザーハーフパンツと、くしゅくしゅとしたスウェードロングブーツで異素材ミックスにすれば、同じカラーでもリズミカル。

チェック柄コートで季節感を意識

Aラインが愛らしいコートは、チェック柄をセレクトして季節感を演出。スタイリッシュなグレーなら、都会派ムードを両立することができます。カーキのパンツ合わせでシックなムードを高めたら、仕上げに白ブーツを迎え、シャープさを強調するとgoobバランス。

ボトムを白でまとめれば重くならない

ぬくもりを授けてくれるムートンコートは、きりっと引き締まった黒を選びマチュアなオーラを振りまいて。ハイウエストのパンツとブーツを白で統一すれば、重くなりがちな冬コーディネートも軽やか。サングラスやヘアバンド、イヤリングの合わせ技で、顔周りを華やかにトッピングして着映え力をアップ。

ニュアンスカラーを軸にすれば小物が映える

トレンチコートとパンツの組み合わせは、いずれもアイボリーを選びつつ、ベージュのニットプルオーバーを忍ばせることでニュアンスたっぷりに。そんな曖昧カラーを軸にしているからこそ、ベージュのフェルトハットやチョコレートブラウンバッグの存在感が引き立ちます。

柄コートを主役にしてモノトーンを無難にさせない

黒ジャケットの端正さを引き立てるように、ボトムはほんのりグレイッシュなオフホワイトを選ぶことでスタイリッシュさを強調。小物でも白黒をリピートし、小気味よく。仕上げに柄がアクセントの黒コートを重ねれば、無難に傾くのを防止することに成功し、立体感も高まります。

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ベアトリス・グトゥのウィンターコーディネートを5選お届けしました。絵になるアウターコーディネートでまとめれば、気分も高まること間違いなし。ぜひ、参考にしてみてくださいね。