秋コーディネートに欠かせない、エターナルなベーシックアイテムである「ニット」トップス。秋らしいクラシカルなムードを高めたり、余裕漂う着こなしへと導くなら、改めてベーシックカラーを頼りにしたいところ。定番カラーでも垢抜けて見えるコーディネートテクニックを、海外のストリートスナップからご紹介します。

クロップド×フレアのバランスで新鮮に

モデルのリア・ナウマンは、ベージュのクルーネックニットを選び秋らしいぬくもりを演出。クロップド丈アレンジで着こなしつつ、ふんわりとした白フレアスカートを合わせることでフレッシュさをアピール。黒小物をそっと添えれば、ニュアンス配色がきりっと引き締まりメリハリ高く仕上げることに成功。

モノトーンまとめならフェミニンも甘くなりすぎない

ニットカーディガンやドット柄スカートといったフェミニンルックも、インフルエンサーのエリカ・ボルドリンのようにモノトーンでまとめれば大人顔に整います。グレーと白を基調とすることで、都会的な配色を意識。黒でまとめた足元は、透け感のあるタイツとエナメルローファーで表情豊かに仕上げて。

トップスのレイヤードで奥行きを授ける

白と黒のミニマル配色は、スタイリスト・クリエイティブコンサルタントのペルニーレ・タイスベックの着こなしを参考にすると垢抜け。シャツとロングスカートのシンプルなワンツーに、白タートルネックトップスを忍ばせると奥行きが生まれます。さらにベルトとスクエアトゥブーツも白で統一し、シャープさを強調。

ワンショルダーニットでモード感をひとさじ

インフルエンサーのクロエ・ルカルーは、端正なベージュスーツのインにブラウンのニットトップスを仕込み、秋らしい配色を意識。ワンショルダーのニットプルオーバーならデコルテ周りに動きが生まれ、モード感を両立することができます。小物もブラウンで統一しつつ、レザーやファーの異素材ミックスで単調になるのを防止。

ゆったりニットベストを重ね小気味よく

白シャツと黒パンツのシンプルな上下は、付かず離れずなシルエットのシャツを裾アウトで着こなし、エフォートレスな雰囲気へ。そこにゆったりとした黒のニットベストを重ねれば、穏やかなメリハリがついて物足りなさを感じる心配もありません。足元にはグレースニーカーを迎え、大人のシンプルカジュアルを完成させて。

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ベーシックカラーのニットトップスを改めて愛したくなる、垢抜け着こなし術をお届けしました。汎用性の高いカラー、アイテムだからこそ、ちょっぴりいつもと違ったアレンジを加えることで新鮮さを獲得してみて。