すっかり秋らしさが深まってきて、お洒落への関心もさらに高まるころ。絵になるスタイルを実現するのなら、世界で活躍するファッションアイコンからヒントを得てみてはいかがでしょう。
今回ピックアップしたのは、アパレルブランド『Loulou Studio』の創設者、クリエイティブディレクターを務めるパリジェンヌのクロエ・アルシュ。およそ10年間ファッションコンサルタントとして経験を積んだ彼女は、ストリートのスナップ常連者としても注目を集めてきました。そののち、愛娘の名前を冠にしたブランド『Loulou Studio』をスタート。時代を超えても長く愛せるようなトラッドをベースに、快適さ、モダンさを加えたアイテムを展開しています。そんなブランドを手掛ける彼女ならではの、秋の街並みに映えるコーディネートを5選ピックアップ。

クロップドトップス×差し色オレンジでフレッシュに

グレーのニットプルオーバーと黒ワイドパンツのシンプルなモノトーンスタイルは、大胆なクロップド丈のトップスを選ぶだけでこんなに新鮮な表情に。ストールのようにあしらったニットトップスとサンダルをオレンジで統一すれば、無彩色のコーディネートがフレッシュに。レザー素材の黒ベルトとバッグを加え、ツヤを宿すと華やかさがアップします。

黒レザーをメインに構成すればスパイスたっぷり

ジャケット、バッグ、ロングブーツを黒レザーで統一することで、ぴりっと辛口ムード漂うスタイルをエンジョイ。ボトムはカーキをセレクトすると、深まっていく秋を表現することができます。そこにナチュラルな白カットソーを外し役として加え、カジュアルダウンしながら色のメリハリを確保。

モダン小物を引き立てる白ワンピースを指名

チャンキーチェーンストラップバッグやチューブストラップサンダルという小物のモダンさを引き立てるべく、着用したのはどんなアイテムにも馴染む白のリブニットワンピース。しなやかさがありながらも、胸元の構築的なデザインでモード気分を上乗せ。

レザートレンチコートをワンピースのように着こなして

2024年春夏パリファッションウィーク中には、レザー素材でモードに刷新されたトレンチコートを愛用。きゅっと共布ベルトでウエストマークすれば、Aラインが描かれ優雅なワンピースのような見た目に。そこにポインテッドトゥパンプスを加え、レディなムードをアピール。親しみやすさのあるくたっとした巾着バッグを投入すれば、レザー×オールブラックコーディネートの緊張感を解くことができます。

白の装いに小気味よく黒を効かせる

ぱっと明るさを灯してくれる、白のジレ、ジャケット、パンツの組み合わせで華やかさを演出。お腹周りの素肌をちらりと覗かせるさりげないテクニックを使えば、白同士が同化してのっぺり見えるのを防止することができます。ベルト、バッグ、シューズは黒で統一し、小気味よく引き締め。さらにネイルカラーも徹底的に黒で統一し、洒落感を上乗せして。

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ベーシックなカラーやクラシカルアイテムをモダンに着こなすクロエ・アルシュ。そんな彼女を参考に、秋のコーディネートを楽しんでみて。