厚手ニット×MA-1でしっかり防寒
2月のロンドンでキャッチしたのは、英国の雑誌「Tank」のファウンダーで、大人っぽさを意識したスタイリングが得意なキャロライン・イッサ。オーバーサイズのMA-1の中に厚手ニットをレイヤードさせることで防寒力をアップ。リラックス感のあるスウェットパンツを合わせることで、全体的にバランスの取れたコーディネートに。オーバーサイズのMA-1ジャケットは中に厚手のインナーを仕込んでも、もっこり感が出にくいため、着膨れ防止にも最適です。
ロング丈コートで全身を保護して、あったか小物も活用
寒さを凌ぐのに欠かせないのがロング丈コートです。肩から膝下までをしっかりと包み込んでくれる丈感で温かさをキープ。シンプルでスタイリッシュなブラックのロングコートを主役に、もこもこ感が可愛いファーハットで大人の遊び心を漂わせていました。全身をブラックでまとめ、シルエットの美しさや素材感を大事にすることで、シックな中にも防寒対策がしっかり施されていました。
「アウター×レザー」のレイヤードで乗り切る
「Vogue.com」のエグゼクティブディレクター、リサ・エイケンは、裏地がボア仕様のムートンコートを羽織り、その中にレザージャケットをレイヤードすることで、極寒の冬でもスタイリッシュに防寒を実現。風を通しにくいレザーが温もりをしっかりと守り、冷たい風をシャットアウト。ほっこり感が魅力のムートンコートに、レザーの辛口なアクセントを加えることで、全体が引き締まり、エッジの効いた洗練されたスタイルが完成します。ボトムスにはシンプルなデニムを合わせることで、カジュアルでありながらも都会的な雰囲気を演出。
テディベアコートなら防寒力と大人可愛いを両立
気温が5度前後の寒い日には、質感と華やかさが魅力のテディベアコートが大活躍。特に、厚みのある素材を選べば、保温性も抜群で、厳しい冬の寒さからしっかり守ってくれます。彼女のように、コートだけでなくインナーも旬なブラウンで統一することで、全体に洗練された雰囲気が漂い、大人の女性らしさを引き立てます。さらに、レイヤードしたキルティング素材のベアトップは、胸元に立体感を加え、のっぺりとした印象を解消。温かさとおしゃれを両立させたスタイルです。
寒さが厳しくなる1月は、防寒力抜群のアウターを取り入れることはもちろん、巧みなレイヤード術や小物使いで、寒い冬でも暖かさをしっかり確保したいもの。防寒性に優れながらもおしゃれを忘れない賢者たちのコーディネートを参考に、極寒の冬をスタイリッシュに乗り切りましょう。
Senior Writer:H_aco