今季はコムデギャルソンのランウェイで圧倒的な存在感
まず最初に紹介するのは、183cmの長身を武器に、世界のトップブランドのランウェイやキャンペーンで活躍する樋口可弥子。今シーズンでは、コムデギャルソン、ノワール ケイ ニノミヤなど、人気メゾンのランウェイに登場し、その圧倒的な存在感を発揮しました。彼女の魅力は、外見だけでなく、ミステリアスでクールな雰囲気の中に、強い情熱と内に秘めた力強さを感じさせるところです。
「KAYAKO」の名を世界に知らしめたバーバリー2021年春夏
16歳頃からモデルとして活動を始めたものの、思ったような成果が残せなかったと言います。そんな彼女に転機が訪れたのが19歳の時。六本木のスターバックスでスペインのモデル事務所からスカウトされたことがきっかけでした。その後、彼女がファッション界で一躍注目を浴びるきっかけとなったのが、バーバリー2021年春夏コレクションです。ショーに合わせて大胆にバスカットにし、オープニングを飾るという大抜擢を受け、瞬く間にその名が広がりました。このショーでの成功が、彼女のキャリアを一気に加速させ、ディオールやフェンディ、ミュウミュウなど、名だたるブランドからオファーを受けることになり、モデル業界において確固たる地位を築きました。
数々の試練を乗り越え、自身の個性を最大限に活かし、現在の成功を手に入れた彼女。それに加え、高校在学中に結成したユニット「お風呂でピーナッツ」のボーカリストとしても活動するなど、その多才さも注目を集めています。今後ますます進化を遂げる樋口可弥子から、目が離せません。
海外ランウェイデビューは2019年春夏のメンズコレクション
続いて、エレガンスとミステリアスな雰囲気で見る人を惹きつけるモデル、Aoi。2015年秋冬の東京コレクションでランウェイデビューを果たし、その後、海外エージェンシーと契約。2019年春夏のジョンローレンスサリバンのメンズコレクションで、海外ランウェイデビューを果たしました。
今季は17ブランドのショーで存在感を発揮
その後、マルニやサカイなどの人気ブランドでランウェイを歩き、着実にキャリアを積んできたAoi。今年の2024-25年秋冬ファッション・ウィークでは、東京、ロンドン、ミラノ、パリの4都市で、ヴィヴィアン・ウエストウッド、ヴェトモン、ジモなど17ブランドのショーに登場し、その存在感を示しました。
2023年7月には、クリエイターの男性と結婚し、私生活も充実している様子のAoi。仕事とプライベートのバランスを大切にしながら、モデル業にも精力的に取り組んでいます。
世界で活躍する日本人モデル、樋口可弥子とAoiの2人をご紹介しました。2人ともこれからの時代を代表するモデルとして、今後の活動に期待が膨らみます。彼女たちの次なる挑戦と進化を、引き続き楽しみにしていきたいですね。
Senior Writer:H_aco