ファッションの世界で頑張る女性をクローズアップし、その活躍や軌跡を辿っていく連載企画。今回は人気急上昇中のブランド【SALON adam et ropé】天王寺ミオ店の店長を務める小池千佳さんにインタビュー。
ショップスタッフから店長となり、社内でお客様からの感謝の言葉や売り上げなどを総合した「感動的な接客」を行う販売スタッフを称える賞「チャップリン賞」を受賞。華々しい活躍が光る彼女ですが、その裏には様々なこだわりやブランドへの想いがありました。キャリアを築くまでのストーリー、そしてこれからへの思いを語っていただきました。

「好き」を思い求めた結果ファッションの世界へ

小池さんが最初にファッションを好きになったきっかけは、自分の個性を持った高校時代の先輩の影響が大きかったといいます。

画像: 「好き」を思い求めた結果ファッションの世界へ

「その先輩は個性があり、一目置かれるような存在が近くにあったことでかなり刺激を受けました。私も『みんなと一緒は嫌』っていう気持ちがあるタイプだったので、その表現として一番身近にあったのがファッションでしたね」

その後、「好き」が高じて大学生の時にアパレルでアルバイトを経験。当時彼女の周りではファッションの業界に進む人は少なかったそうですが…

「もともと自分の好きなもので周りを固めるのが好きだったので、ファッションをより深く勉強したくてアルバイトを始めました。就活時は出版の道に進みたいと思った時期もありましたが、ご縁があって今の会社(株式会社ジュン)に入社しました」

【SALON adam et ropé】に配属、2023年に店長就任

株式会社ジュンに入社後、現在まで【SALON adam et ropé】に勤務。ブランドが好きだったこと、ファッションだけじゃなくライフスタイルも提案するコンセプトに共感したのが今の店舗で働き始めた理由です。

画像: 【SALON adam et ropé】に配属、2023年に店長就任

「当時、私が住む関西にはライフスタイル系のブランドが少なかったこともあり、ここで働きたい!と素直に思いました。ありがたいことに入社以来ずっと同じお店で働かせていただいています。店舗移転のタイミングで2023年の3月に店長になりました」

店長の仕事は実に多岐に渡り、まさに目を見張る多忙ぶり!そんな中、小池さんが勤務の際心がけていることがあります。

「出社してまず売り上げや売れたものを確認、VMDの修正、店頭業務を行いつつ、時間がある時にオンライン用のスタイリング撮影やInstagramの撮影をします。勤務しているとつい作業したくなっちゃうのですが、やはり店頭が最優先。常にお客様が入りやすく感じてもらえるような待機の姿勢は、原点であり今も一番大事にしています」

お友達と選んでいる感覚で買い物を楽しんで欲しい

【SALON adam et ropé】に来るお客様の年齢層は20代後半〜5、60代ぐらいまでと幅広く、特にファッション好きな玄人層もたくさん訪れることが特徴なのだとか。
「ブランド自体価格帯も安くはないので、ただ可愛いだけじゃなく根拠を伝えたり、ブランドや素材などの語りどころをお伝えするなど、説得力のある接客にこだわっています」

画像: お友達と選んでいる感覚で買い物を楽しんで欲しい

店長という立場から、小池さんならではの喜ばれる提案や販売の方法にも工夫が随所に。

「私の強みとして顧客率が高いこと、継続来店してくださっている方が多くて、なぜそうなっているのかを自分で振り返ってみたんです。その結果、『お友達とお洋服を選んでいるような感覚をお客様に持ってほしい』ということが、自分のこだわりなのだと気付きました」

さらにオンラインでも簡単に洋服が買える今の時代、わざわざお店に来て選ぶ意義を考えたときに、「選ぶ過程を楽しんでもらえること」がスタッフやお店の役割だと感じたそう。

「お洋服のメリットもしっかりお伝えしつつ、それより未来の『この服でこういう場所に行ってみたいですよね』という問いかけを多めにしています。そこは実際に対面してお話しないとわからないし、パーソナルな部分を自然に知れるきっかけにもなっていると感じます」

葛藤、重圧…スランプに打ち勝つには?

自分をよく振り返り、深く考えている小池さんですが、店長になりたての頃は数字に対する責任が重くなり、焦っていた時期もありました。

画像: 葛藤、重圧…スランプに打ち勝つには?

「売りたい気持ちが前に出たことで、会話でなく商品説明になって、距離感が難しくなってしまいました。そのとき思ったのが、心を落ち着けて『無理な後押しをせず次の機会に』と思うこと。それだけで、お客様の安心感に繋がる気がします」

2020年にコロナ禍に入ったことも、接客業としては大変な側面に。

「コロナ禍では周りでも離職する人が多かったので、私も自分は一生この仕事でやっていけるか、このままお店がなくなっちゃうんじゃないか、と不安になりました。でも、やっぱり好きで始めた仕事。『やってよかった』と思うまでは続けたいし、社内の賞である『チャップリン賞』を将来獲っていきたいという目標を立てるきっかけにもなりました」

“最高の販売スタッフ”に贈られる「チャップリン賞」を受賞

スランプや辛い時期を超え、社内で最高の販売スタッフを称える「チャップリン賞」を受賞!この賞はただ自由に選抜されるのではなく、お客様からの感謝の言葉や売り上げなど、厳正な定量に基づいた賞。この名誉ある賞を獲得できるまでには、たゆまぬ努力と意識改革がありました。

画像: “最高の販売スタッフ”に贈られる「チャップリン賞」を受賞

「店長になって、ありがたいことに多くのお客様に支持を受けたことがまた自信になって、お客様が指名してきてくれる理由を改めて考え、次のアクションでこの結果に繋がったのかなと思います。この賞が目標のひとつだったので、受賞の瞬間は『やっと来た!』という感じでした!こうして目に見える形で残ったことがすごく嬉しかったです」

SNSやスナップページでの発信も大切なお仕事

店長業務だけではなく、ジュンのスナップページ(SNaP/Me)でのコーディネートやSNSで発信するライフスタイルにも注目が集まる小池さん。投稿する際のスタイリングや写真で意識していることは?

画像1: 出典:J’aDoRe JUN ONLINE
出典:J’aDoRe JUN ONLINE
画像2: 出典:J’aDoRe JUN ONLINE
出典:J’aDoRe JUN ONLINE

「まずは自分に合ったターゲットやテーマを決めることです。私はあまり重ね着が得意じゃないのと、甘めなものがしっくり来ないので、それに沿ったスタイリングにすることで同じ悩みを持った人に見つけてもらえるよう意識しています」

個人のInstagramを拝見すると、ファッションだけでなくライフスタイルの発信も目を引きます。

「リールでもインテリア系の反応が一番良かったです!実際お店には雑貨も置いているし、私自身も雑貨やインテリアが好きなので、そういう強みも伝えたいと同時に親近感を感じてもらえたら」

画像: 出典:Instagram
出典:Instagram

「今後のチャレンジにもつながるのですが、今より目の肥えたお客様もファンにしていきたいし、もっと広げていきたいと思っているんです。そのときに、自分のスタイリングや髪型、写真のムードを統一したり、一味違った雰囲気を出すことで、オンライン上でブランドのファンを捕まえるっていうところに貢献できるのかなと思っています」

スタッフ一人ひとりがブランドそのもの

これまでの言われて動く立場から、店長という自分で決めて伝える立場になったことで、ブランドを作っている一員という意識が強く芽生えました。何より、周りとの結束も上がったのが嬉しいといいます。

画像: スタッフ一人ひとりがブランドそのもの

「スタッフみんながブランドを作っていく大事な1人ですし、ブランドそのものの存在。そのやりがいをスタッフに感じてもらうことが、私の次のやりたいことです」

「そして自分の強みは何かを考えたり、無意識で考えていることを言葉にしてみることがすごく大事。迷ったら『自分のこだわりってなんだっけ』と振り返って言葉にしてみると、 きっと継続のお客様がついてくるだけでなく、これからの自分にもつながってくると思います」

SALON Adam et ropéオンラインショップ
https://www.junonline.jp/salon-adam-et-rope/

小池さんSNaP/Me
https://www.junonline.jp/salon-adam-et-rope/staff/1843

小池さんInstagram
https://www.instagram.com/salonadametrope_koi/

天王寺ミオ店Instagram
https://www.instagram.com/salonadametrope_tennoji/

Photograph:芝崎テツジ
Writer:石井真奈美

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