混じりけのない真っ白ではなく、白の持つ幅や奥行きを感じさせる、ソフトで空気を含んだような色味が特徴です。
透明感や清々しさ、そして柔和なムードをまとったこのカラーは、新しいチャプターが静かに始まる新年の空気にぴったり。今から春にかけて参考にできる着こなしを、ファッションウィークのストリートスナップからピックアップしました。
無垢だけど大人、そんなコートを主役に
ファッショニスタのアレクサ・チャンは、クラシカルな形のトレンチコートでクラウドダンサーをいち早く取り入れて。無垢なイメージの白も、わずかにベージュを帯びたような色味、完成されたシルエットなら大人らしさが高まります。共布ベルトでウエストマークし、ワンピース風に着こなしたら、チェック柄パンプスを添えて上品さを後押し。
まさに雲のような白に包まれて
英雑誌『Tank』を手掛けるキャロライン・イッサは、心地よさそうなホワイトルックでロンドンファッションウィークへ。起毛感のあるケーブルオフタートルニットが、まさに雲のよう。余白のある形がエフォートレスなムードを高めます。すとんと落ちる白のストレートデニムを添え、端正なシルエットに整えました。
ニアリーカラーと優しい締め色をプラス
ミルキーな白のパンツは、ゆったりとした形がクラウドダンサーの空気感を表現するのにぴったり。ごく淡いベージュのコートとブーツを組み合わせ、色の境界線を曖昧にすると雲のようなニュアンスを漂わせることに成功。引き締めカラーとして、グレーのトップスをセレクト。黒ではなく、ソフトなグレーなら全体の調和を損いません。
エアリーな素材を重ねる
柔らかなタッチのニットに、透け感のあるチュールスカートを組み合わせ、異なる雲の表情を表現。優しさを含んだ、クラウドダンサーらしい色味をセレクトしています。重心を上げるために、ショート丈のクルーネックジャケットをレイヤード。適度な重厚感を備えたブラウンのスエード生地でコントラストを描きながら、上品さを加算。
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雲のあいだを縫うように、軽やかに舞うダンサー。そんなイメージを彷彿とさせるホワイト系カラーが、2026年のムードを象徴します。柔らかな色味と余白のあるフォルムで、エフォートレスな空気をまとうのが鍵。無限の可能性を秘めた白に自分らしさを重ね、ファッションを楽しむ新しい一年を。
Senior Writer:Fumika.A