おのずとレイヤードスタイルになる、冬の着こなし。重ねたり、テイストミックスにしたりと、凝った冬の装いを好バランスに導くなら、慣れ親しんだ「デニムパンツ」を軸にしてみて。程よくカジュアルダウンできるから、気張って見えず好都合。ファッションウィークのストリートスナップから、海外のお洒落賢者たちが披露したウィンターデニムルックをお届けします。

エッジィな黒小物がモダンさを実現

まずはインフルエンサーのアンドレッサ・スイタのような、ベージュトレンチコートとライトブルーデニムパンツのシンプルをベースに。ケーブ付きのコートをきゅっとベルトマークし、しなやかなラインを形成。デニムパンツもフレアタイプを選ぶと調和が生まれます。スタッズ付きバッグやポインテッドトゥパンプスのように、エッジィな黒小物を効かせモダンにアップデート。

スポーツミックスなら軽やか

アクティブなトラックジャケットと軽快なブルーデニムパンツを合わせ、冬の装いが重くならないように調整したインフルエンサーのグレース・ガネム。ジャケットと色をリンクしたチャコールグレーのチェスターコートを重ね、スタイリッシュさをミックス。異なるテイストも、慣れ親しんだデニムパンツがあるからこそすっきりまとまっています。

ラップスカートを巻いてマンネリ解消

黒でリンクしたトップスとコート、小物の着こなしに、ブルーデニムパンツを投入してメリハリをオン。チェック柄ラップスカートを巻き付ければ、定番の組み合わせがマンネリするのを防ぐことができ、奥行きを生み出すことにも成功。軽やかなボトムにマッチするよう、黒のヘアバンドで額をすっきり見せてフレッシュにまとめ上げました。

上級者なレイヤードもお手のもの

カーキトレンチコートとキャメルファーコートのレイヤードから、ネクタイを覗かせ上級オーラを振りまいたスタイリストのマリーナ・イングヴァルソン。難しそうな着こなしながらも、デニムパンツでカジュアルダウンしたことで親しみやすさが生まれています。コートのボリュームに馴染むよう、デニムはワイドシルエットを選ぶのが吉。
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相棒的存在のデニムパンツを軸にして、冬のお洒落を楽しむ方法をお届けしました。難しそうなレイヤードやテイストミックスも、いつものデニムパンツを味方につければ好バランス。ご紹介した4名を、ぜひ参考にしてみて。

Senior Writer:Fumika.A