冬コーディネートの軸になる、あたたかみのある「ベージュ」。シーズンムード漂うカラーは、異素材ミックスにしたり、色味を変えることで奥行きを生み出し、立体感に繋げて。ファッションウィークのストリートスナップから、お洒落賢者たちの巧みなベージュコーディネートをピックアップ。

ベージュのグラデーションにモダンブーツを添えて

インフルエンサーのエリカ・ボルドリンは、ハーフジップアップパーカとプリーツスカートのベージュセットアップを活用。それよりも濃い色味のブルゾンを重ね、グラデーションにしながら奥行きを出現させて。スカートにボリュームがあるので、シューズはつんと先の尖った形が吉。シアー素材のブラウンブーツという繊細なデザインがモード感を叶えます。

ベルトのダブル使いをアクセントにする

インフルエンサーのカミラ・コエーリョのように、トップス、スカート、コートの色味にあまり変化をつけず、ミニマルに徹するとかえって垢抜けることも。ドロップショルダーのコートとマキシスカートの脱力感がこなれ見えに貢献。ベルトをダブル使いする上級者なテクニックを活用し、お洒落心を満たして。

白を散らしてトーンアップ

フィット & フレアのワンピースとクラシカルなトレンチコートという、しなやかなベージュスタイルを披露したモデル、インフルエンサーのメアリー・リースト。バランスよく白を散らし、トーンアップを図って。程よくスパイシーなレザーグローブや知的なメガネが効いて、完成度がアップしています。ベージュと馴染みの良いメタリックゴールドのバッグで煌めきを宿せば、ホリデーシーズンにもぴったり。

緩急ある形と異素材ミックスにこだわる

ファッションウィークを訪れたこちらのゲストは、愛らしいベージュのスエードミニワンピースに、カジュアルなシャカシャカ素材のキルティングブルゾンを重ね甘さをセーブ。袖をたくし上げてボリュームを生み出しながら、スリムなレザーロングブーツを合わせ、シルエットに緩急をつけると好バランスに着地します。
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色味違い、異素材ミックス、メリハリシルエットを意識して着映えを叶えたベージュの着こなしをお届けしました。ニュートラルカラーならではの優しさ、上品さがあるからこそ、要素を盛り込んでもトゥーマッチにならず、すっきりまとまるのが魅力。ご紹介した4名を、ぜひ参考にしてみて。

Senior Writer:Fumika.A